この場所について
旧開智学校校舎(きゅうかいちがっこうこうしゃ)は、明治9年(1876)に建てられた小学校の校舎である。
洋風の建築をもとに、和風の意匠を取り入れた「擬洋風(ぎようふう)建築」の代表として知られている。
令和元年(2019)に国宝に指定され、近代の学校建築としては全国ではじめての国宝になったと紹介されている。
今は松本市立博物館の分館として、一般に公開されている。
歴史・由来
【地元の大工がつくった学び舎】
明治のはじめ、松本の人々は、新しい時代の学校をつくろうと力を合わせた。
設計と施工を担ったのは、地元の大工、立石清重(たていしせいじゅう)である。
建てる前に東京や横浜へ出かけて、洋風の建物の情報を集めたと伝わる。
【校舎として使われた年月】
校舎は、明治9年(1876)に、現在の中央2丁目あたりに建てられた。
昭和36年(1961)に重要文化財に指定され、昭和38年(1963)3月まで、松本市立開智小学校の校舎として使われたと紹介されている。
そののち解体され、昭和39年(1964)に現在地へ移して復元された。
翌年の昭和40年(1965)から、教育博物館として公開されている。
【国宝へ】
令和元年(2019)5月の文化審議会の答申を経て、同年9月30日に国宝に指定された。
耐震・防災工事のための休館を経て、令和6年(2024)11月に再開館したとされる。
見どころ・特徴
【八角形の塔と車寄せ】
木造2階建ての校舎の中央には、八角形の塔がそびえる。
正面の車寄(くるまよせ)には龍の彫刻、露台(ろだい)には瑞雲(ずいうん)の彫刻、唐破風(からはふ)の屋根には天使をあしらった額と、和と洋が入りまじった飾りが見られる。
【石積みのように見える壁】
外壁は漆喰(しっくい)で仕上げられ、石を積んだように見せる工夫がされている。
縦に長い窓が並び、明治の洋風建築らしい表情である。
【昔の教室】
館内には、昔の教室を再現した部屋があると紹介されている。
明治の子どもたちがここで学んでいた様子を思い描ける。
【世界に紹介された校舎】
明治17年(1884)のニューオーリンズ、明治26年(1893)のシカゴの万国博覧会に、校舎の写真が出品されたと伝わる。
【周辺を歩く】
隣の敷地には、松本市旧司祭館がある。
あわせて見学すると、明治の松本の空気を二つの建物で味わえる。
学び・特徴
指定・選定
国宝(令和元年〈2019〉9月30日指定)。昭和36年(1961)に重要文化財に指定されたのち、国宝に指定された。
創設
明治9年(1876)に竣工。昭和39年(1964)に現在地へ移して復元。
テーマ
国宝建築歴史
基本情報
住所
長野県松本市開智2-4-12
開館時間
9時から17時(入館は16時30分まで)。
休館日と観覧料は、公式サイトでご確認ください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR松本駅から徒歩約25分。
松本周遊バス「タウンスニーカー」北コースで「旧開智学校」下車、徒歩約1分。
JR大糸線の北松本駅からは徒歩約20分。駐車場がある。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
訪問記録
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