この史跡について
加賀藩の武士たちが暮らした屋敷地の面影を、今に伝える町並みです。土塀(どべい)が続く細い道や石畳の路地を歩くと、江戸時代の城下町を歩いているような気分になります。
大野庄用水(おおのしょうようすい)が土塀に沿って流れ、水と土の景色をつくります。繁華街の香林坊(こうりんぼう)の近くなのに、静かな時間が流れる町です。
歴史・由来
長町は、加賀藩の中級から上級の武士の屋敷があった一帯です。敵が攻めこんだときに備えて、袋小路や、曲がりくねった道が、今も残っています。
町の名は、加賀八家(かがはちけ)の一つである長氏(ちょうし)の屋敷があったことに由来するとされます。
町を流れる大野庄用水は、屋敷の庭にも引きこまれ、池や曲水(きょくすい)に使われていました。武家屋敷の庭園が、水の流れとともに、暮らしを彩っていたことがわかります。
現在も、住民が暮らす場所と、観光のためのエリアが共存しています。
見どころ・特徴
【土塀と薦掛け】
冬になると、雪や凍結から土塀を守るために、藁(わら)で編んだ薦(こも)をかける「薦掛け(こもがけ)」が行われます。金沢の冬の風物詩として知られます。
【武家屋敷跡 野村家】
長町で唯一、往時の武家屋敷が公開されている場所とされます。加賀藩士の野村伝兵衛信貞(のむらでんべえのぶさだ)の屋敷跡です。建物は、明治時代に、北前船の船主・久保彦兵衛(くぼひこべえ)が建てたもので、庭園は往時のものが残るとされます。灯籠や石橋、曲水のある庭を眺めながら、2階の茶室で抹茶と干菓子をいただけます。
【旧加賀藩士高田家跡】
禄高550石の中級武士の屋敷跡です。藩政時代の長屋門(ながやもん)と土塀を修復して再現し、一般に公開されています。池泉回遊式の庭園には、大野庄用水が取り入れられています。
【金沢市足軽資料館】
足軽の屋敷2棟を移築して公開しています。長町に本来あった屋敷ではなく、移築されたものです。
【訪ねかた】
住民の方が暮らす場所です。大声を出さず、静かに歩きましょう。
【周辺を歩く】
尾山神社まで、歩いて向かえます。せせらぎ通り商店街や長町友禅館も近く、金沢の町並みを楽しみながら歩けます。
年中行事・お祭り
冬の薦掛けは、冬のあいだに行われます。実施の時期は年によって異なります。開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
成立・年代
加賀藩の中級から上級の武士の屋敷地として栄えた。
テーマ
歴史江戸文化財
基本情報
住所
石川県金沢市長町1丁目
見学時間
町の散策は自由で、無料です。武家屋敷跡 野村家の開館時間は、8時30分から17時30分まで(10月から3月は16時30分まで)とする案内があります。最終入館は閉館の30分前です。休館日は、12月26日・27日と1月1日・2日とされます。入館料は、大人550円、高校生400円、小・中学生250円とする案内があります。料金や時間は変わることがあるため、お出かけ前にご確認ください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR金沢駅から北陸鉄道バスで約10分、「香林坊」バス停から徒歩約5〜6分です。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
訪問記録
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