この神社について
全国に約3,000社ある熊野神社の総本宮。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成する熊野三山のひとつで、神の使い(導きの神)とされる八咫烏(やたがらす)ゆかりの地としても知られる。熊野川の旧社地・大斎原(おおゆのはら)には、日本一の大きさを誇る大鳥居が立つ。
歴史・由来
熊野本宮大社を理解する鍵は、「蟻の熊野詣(ありのくまのもうで)」と呼ばれた、身分を問わない参詣の歴史にある。
熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)の中心である本宮は、「全国の熊野神社の総本社」「日本第一大霊験所」と称される、紀伊山地の最高の聖地である。
社伝によれば、崇神天皇65年(紀元前33年頃)の創建と伝わる。主祭神は家都美御子大神(けつみみこのおおかみ、素盞嗚尊と同神とされる)。
平安時代以降、京都の皇族・公家から庶民まで、あらゆる身分の人々が熊野を目指した。先達(せんだつ)と呼ばれる案内役に導かれ、蟻の行列のように熊野古道を歩く人々の様子から、「蟻の熊野詣」と呼ばれるようになった。
明治22年(1889)、本宮を貫いていた熊野川の大洪水によって、社地の多くが流失する被害を受けた。明治24年(1891)、現在の高台(山の中腹)に遷座し、今日の姿となった。旧社地である大斎原(おおゆのはら)は、今も特に神聖な場所として大切に守られている。
現在の社殿(第一殿から第四殿)は江戸時代後期の再建で、平成7年(1995)に国の重要文化財に指定されている。平成16年(2004)には、「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として世界文化遺産に登録された。
見どころ・特徴
【社殿群】
「拝殿」の奥に、「証誠殿(しょうじょうでん)」「結宮(むすびのみや)」「若宮」などの社殿が並ぶ。現在の社殿は江戸時代後期に再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。
【日本一の大鳥居】
本宮の南、旧社地・大斎原(おおゆのはら)に立つ大鳥居は、高さ約34m・幅約42mで、平成12年(2000)に建立された日本最大級の鳥居。熊野川の中州にそびえる姿は、遠くからでもよく見える。
【大斎原(おおゆのはら)】
本宮の旧社地。明治の大洪水で社殿は流失したが、今も神聖な空間として大切に守られている。心を静めて歩くと、千年以上続いた熊野信仰の重みが感じられる。
【熊野古道】
熊野三山への古い参詣道の総称。本宮へは「中辺路(なかへち)」「大辺路(おおへち)」「小辺路(こへち)」「伊勢路」などのルートがあり、世界遺産に登録されている。
【訪ねかた】
熊野三山は、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の3社をあわせてお参りするのが古くからの習わし。時間に余裕があれば、3社を巡る「熊野三山めぐり」を計画してみるとよい。
年中行事・お祭り
【例大祭(本宮祭)】毎年4月13日から15日
熊野本宮大社で最も重要な祭礼。
・4月13日:湯登神事(ゆのぼりしんじ)-稚児を中心とした神事で、和歌山県の無形民俗文化財に指定されている。
・4月14日:船玉大祭(ふなたまたいさい)-大漁満足と海上安全を祈る祭典。
・4月15日:渡御祭(とぎょさい)-本殿祭に続き、大斎原(おおゆのはら)で大和舞の奉納などが行われる。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
家都美御子大神(素盞嗚尊)
社格
熊野神社総本宮。式内社(名神大社)で、旧社格は官幣大社。現在は神社本庁の別表神社。
創建
崇神天皇65年(伝、紀元前33年頃)
ご利益
縁結び厄除け家内安全
テーマ
世界遺産パワースポット山・登拝
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
和歌山県田辺市本宮町本宮
参拝時間
8時から17時まで(御祈祷の受付、御朱印の授与も同様)。
お正月やお祭りの際は時間が変更されることがあります。お出かけ前に公式サイトでご確認ください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR紀勢本線「新宮駅」から熊野御坊南海バスまたは奈良交通の路線バスで約60分から80分、「本宮大社前」下車、徒歩約5分。
JR紀勢本線「紀伊田辺駅」から龍神バスで約2時間、「本宮大社前」下車、徒歩約5分。
新宮駅方面と紀伊田辺駅方面ではバス会社が異なるので注意。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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