タビシリ
史跡 文京区

向岡記碑

むかいがおかのきひ

別名:向岡記(むかひがをかのき)

この史跡について
向岡記碑は、水戸藩の第9代藩主、徳川斉昭(とくがわなりあき)が自分で文を作り、自分で書いて建てた碑です。いまは東京大学の浅野地区にあります。 碑文は、駒込の近くの「向岡(むかいがおか)」が、武蔵野の名所として知られるようになった由来を述べています。

歴史・由来

向岡記碑は、屋敷の庭に建てられた碑が、大学の敷地で守られている例です。 建てたのは、水戸藩の第9代藩主の徳川斉昭です。碑文は、斉昭が自分で作り、自分で書いたものとされます。碑文の末尾には、文政11年(1828)3月10日の日付があります。 もとは、水戸藩の駒込邸の、殿舎の前の築山(つきやま)に建てられたとみられています。駒込邸の跡は、明治以降に、陸軍省や警視庁、東京府の用地になり、東京大学の用地や浅野家の所有をへて、ふたたび東京大学の用地になりました。 碑は、工学部10号館のそばのごみ捨て場で、崩れる寸前の状態で見つかりました。駒込邸から浅野家の庭に立つまでの経緯は、わかっていません。 平成20年(2008)に、保存修理が行われ、いまの場所に移されました。

見どころ・特徴

【見どころ】 碑文は、全体で638字の本文に、題の3字を加えた641字です。 大和や志賀の古都の風雅な地に触れ、源義家(みなもとのよしいえ)が陸奥へ下ったという伝承や、小野小町(おののこまち)の歌にも触れます。四季の眺めを挙げたあと、「名にし負ふ春に向かひが岡なれば」という歌で結ばれます。 題は、「むかひがをかのき」と読みがなが振られています。 【訪ねかた】 碑は、東京大学の浅野地区の浅野南門を入った、情報基盤センターの側面の壁に保存されています。大学の構内ですので、見学のルールに従って、静かに訪ねてください。 【周辺を歩く】 同じ弥生の側には、弥生二丁目遺跡や、弥生式土器発掘ゆかりの地の碑があります。
学び・特徴
成立・年代
文政11年(1828)ごろの建立とされます。平成20年(2008)に保存修理を行い、現在地へ移されました。
基本情報
住所
東京都文京区弥生2丁目(東京大学浅野地区)
見学時間
大学の構内にあります。東京大学の見学案内では、見学は7時から18時の範囲です。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
東京メトロ千代田線の根津駅、東京メトロ南北線の東大前駅が最寄りです。東京大学の浅野地区の浅野南門から入ります。
訪問記録

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