この寺について
網走市の永専寺(えいせんじ)の入口に立つ、木造の門です。もとは明治時代の網走監獄の正門で、1924年(大正13年)に寺へ移されて山門になりました。和風の長屋門に、洋風のアーチやドーム屋根が組み合わさった、ふしぎな姿をしています。網走市の有形文化財です。
歴史・由来
【網走監獄の正門として】
この門は、1912年(明治45年)に、当時の網走監獄の正門として建てられました。武家屋敷にある長屋門(ながやもん)の形をしていますが、洋風のかざりも取り入れた、めずらしいつくりです。
【永専寺へ移される】
その後、網走監獄の新しい正門ができたため、古い門は1924年(大正13年)に永専寺へ払い下げられ、山門として使われるようになりました。永専寺は、長く網走監獄の教誨師(きょうかいし)を務めた僧が住職だった寺です。教誨師は、受刑者の心の支えになる話をする宗教者のことで、監獄と寺の縁の深さが、この門の移り先につながったと考えられます。
【市の文化財に】
門は、のちに網走市の有形文化財に指定されました。門のそばの説明板には、北海道の刑務所の歴史を知るうえでも貴重な建物だと書かれています。
見どころ・特徴
【和風と洋風がまざった門】
正面の中央には、櫛形(くしがた)とよばれる丸みのある大きなアーチがあります。両わきには、ドーム屋根をのせた番所(ばんしょ)があります。屋根は入母屋造り(いりもやづくり)の瓦ぶきで、全体は左右対称です。説明板は、明治のはじめに日本の大工が西洋の建物をまねてつくった、擬洋風(ぎようふう)建築の流れをくむ貴重な遺構だと記しています。
【寺と幼稚園の門】
いまも永専寺の山門として使われ、奥には寺に併設された幼稚園があります。門の向こうに幼稚園が見える、ほかでは見られない景色です。
【見学のしかた】
門より内側は寺と幼稚園の敷地です。通りから、外観を静かに見学しましょう。子どもたちや送り迎えの人の邪魔にならないよう気をつけると安心です。門のそばに説明板があります。
【網走刑務所の正門とくらべて】
赤レンガの網走刑務所の正門と、この木の門を見くらべると、明治から大正にかけて網走監獄の入口がどう変わったかが分かります。
学び・特徴
宗派・寺格
真宗大谷派の寺院。山門は網走市指定有形文化財。
創建
山門は、1912年(明治45年)に旧網走監獄の正門として建てられ、1924年(大正13年)に永専寺へ払い下げられた。
テーマ
歴史文化財
基本情報
住所
北海道網走市南6条東2丁目
参拝時間
境内は寺と幼稚園の敷地で、門より内側は私有地です。山門は通りから外観を見学します。見学できる時間の案内は確認できませんでした。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
網走バスターミナルから歩いて8分ほど、道の駅流氷街道網走から歩いて8分ほどです(いずれも目安)。国道244号沿いにあります。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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