この史跡について
台東区橋場の小さな公園の中にある、塚(つか、土を盛った小山)です。東京都の旧跡に指定されています。
平安時代の「梅若(うめわか)伝説」にちなんだ塚で、この伝説は能(謡曲)「隅田川」のもとになりました。隅田川をはさんだ向こう岸には、向かい合うものと考えられている梅若塚があります。
歴史・由来
ここは、母が子を探して歩き着いた先、という悲しい物語が残る塚です。
台東区教育委員会の説明板によると、このあたりは昔、「浅茅ヶ原(あさじがはら)」と呼ばれる野原で、近くを奥州街道が通っていました。
平安時代、吉田少将惟房(これふさ)の子の梅若が、人買いにさらわれ、奥州へ連れて行かれる途中で重い病気になり、この地に置き去りにされて亡くなりました。子を探して京からやってきた母は、隅田川のほとりで里の人から子の死を知らされ、髪をおろして妙亀尼(みょうきに)と名乗り、庵(いおり)を結んだと伝えられます。能の「隅田川」は、この話をもとにしています。
塚の上には板碑(いたび、石でつくった供養の碑)が祀られています。弘安11年(1288)の年号が刻まれ、台東区内でも古いもののひとつとされます。ただし、この板碑と塚の関係は、はっきりわかっていません。
隅田川の向こう岸、墨田区の木母寺(もくぼじ)にある梅若塚(東京都旧跡)と、向かい合うものと考えられています。
学び・特徴
指定・選定
東京都指定旧跡。
成立・年代
梅若伝説にちなむ塚。塚の上の板碑には弘安11年(1288)の年号が刻まれていますが、塚との関係ははっきりしていません。
テーマ
史跡隅田川下町
基本情報
住所
東京都台東区橋場1-28-3
見学時間
公園の中にあり、見学は無料です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
最寄り駅は南千住駅(JR常磐線・東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレス)です。水上バスの桜橋の発着場から徒歩約12分とされます。徒歩の所要時間は、ほかは未確認です。
訪問記録
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