この史跡について
北海道網走市の、網走川の河口近くにある遺跡です。約1300年前に北の大陸から海をわたってきた人びと「モヨロ人」が、オホーツク文化とよばれる独自の文化を育てた集落の跡で、1936年(昭和11年)に国の史跡に指定されました。
近くにある網走市立郷土博物館の分館「モヨロ貝塚館」では、遺跡から出た土器や骨角器(こっかくき)などを見学できます。
歴史・由来
【海をわたってきた人びと】
約1300年前、北の大陸から網走のあたりへ移り住んだ人びとがいました。船を使いこなす力と、海の動物をとる海獣(かいじゅう)狩りや漁の技術で暮らした人びとで、ここに独自の「オホーツク文化」を育てました。この文化は、9世紀ごろに姿を消したといわれています。
【遺跡の発見】
貝塚のくぼみは、明治のころから学界に知られていました。1913年(大正2年)に網走を訪れた米村喜男衛が調べ、オホーツク文化の発見につながります。大正のはじめから、米村は調査と遺跡を守る活動を進めました。
【国の史跡へ】
1936年(昭和11年)に、国の史跡に指定されました。戦後の1947年、1948年、1951年には、東京大学、北海道大学、網走市立郷土博物館が共同で調査をしています。
【重なり合った時代の跡】
貝塚はオホーツク文化の時代のものが中心で、その下の層には縄文文化の流れをくむ跡もあります。人びとが入れかわりながら、海辺の台地で暮らしてきたことがわかります。
見どころ・特徴
【モヨロ貝塚館】
遺跡の出土品を、「住居」「貝塚」「墓」の3つのテーマで見られます。土器や、動物の骨や角でつくった道具、海の動物をとるための道具などが並びます。
【屋外の竪穴住居跡】
遺跡には、地面をほりくぼめてつくった竪穴住居(たてあなじゅうきょ)の跡があります。海辺の台地で人びとが暮らしていた場所に立てば、1300年前の景色を想像しやすくなります。
【地名のひみつ】
「モヨロ」という地名は、アイヌ語の「モイ・オロ」(入江のところ)に由来するといわれ、網走川の河口の地形を表しています。
【郷土博物館とあわせて】
網走市立郷土博物館の本館にも、モヨロ貝塚の出土品が展示されています。ふたつを回ると、遺跡の発見から展示までの流れがつながって見えてきます。
学び・特徴
指定・選定
国指定史跡(1936年指定)。網走市立郷土博物館の分館「モヨロ貝塚館」が展示を担当。
成立・年代
約1300年前、北の大陸から来たオホーツク文化の人びと(モヨロ人)が暮らした集落の跡。1913年(大正2年)に米村喜男衛が調査し、1936年(昭和11年)に国の史跡に指定。
テーマ
国史跡歴史
基本情報
住所
北海道網走市北1条東2丁目
見学時間
モヨロ貝塚館の開館は9時から17時までです(11月から4月は16時まで)。休館日は、7月から9月は無休、10月から6月は月曜日、祝日、年末年始(12月29日から1月3日)です。入館料は、大人300円、高校生・大学生200円、小学生・中学生100円です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR網走駅から、歩いて約15分から25分です。バスも利用できます。
車では、無料の駐車場に約20台とめられます。
公式サイト
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
訪問記録
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