
この神社について
三重県伊勢市、伊勢神宮の内宮近くに鎮まる神社で、「みちひらきの大神」猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を祀る。相殿には子孫の大田命(おおたのみこと)も祀られている。交通安全や方位除けのご利益で知られ、境内には芸能の神を祀る佐瑠女神社(さるめじんじゃ)もある。
歴史・由来
猿田彦神社を理解する鍵は、代々この地を守ってきた宇治土公(うじとこ)家の歩みにある。
社伝によれば、垂仁天皇(すいにんてんのう)の御代、猿田彦大神の子孫である大田命は、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀るのにふさわしい地を探して伊勢の国を訪れた倭姫命(やまとひめのみこと)を出迎え、宇治の五十鈴川(いすずがわ)のほとりの土地を献上した。これが伊勢神宮創建のきっかけになったと伝えられ、大田命の子孫は「宇治土公」の姓を名乗り、代々神宮に玉串大内人(たまぐしのおおうちんど)として仕えながら、祖先の神である猿田彦大神を自宅の敷地内にお祀りしてきた。
長く私邸の中で祀られてきたこの祖神が、正式な神社になったのは明治時代のことである。神職の世襲が制度として廃止されることになったのをきっかけに、宇治土公家は三重県に願い出て許可を受け、明治11年(1878)、邸の隣に社殿を造営した。これが現在の猿田彦神社の始まりである。社格は当初「無格社」であったが、第二次世界大戦後に別表神社となった。
見どころ・特徴
【方位石(ほういせき)】拝殿の正面、古殿地(こでんち、昭和11年の造営まで社殿があった場所)に立つ八角形の石柱。猿田彦大神の「みちひらき」の御神徳を表すとされ、参拝者が願いごとをしながら触れていく場所として知られる。
【佐瑠女神社(さるめじんじゃ)】境内にある神社で、天宇受売命(あめのうずめのみこと)を祀る。天孫降臨(てんそんこうりん)の際、猿田彦大神と最初に対面したとされる神で、芸能の神として芸能人やスポーツ選手の参拝も多い。
【御神田(ごしんでん)】毎年5月5日に「御田祭(おみた)」が行われる神田。桃山時代の装束をまとった人々が早苗を植える様子を見ることができる。
【伊藤小坡(いとうしょうは)美術館】境内にある美術館で、京都画壇で活躍した女性画家・伊藤小坡の作品を展示している。
【本居宣長(もとおりのりなが)の歌碑】寛政11年(1799)、本居宣長が参宮した際に詠んだ歌を刻んだ碑が残る。
年中行事・お祭り
【御田祭(おみた)】毎年5月5日。桃山時代の装束を身につけた男女が御神田で早苗を植える神事で、そのあとに団扇角力(うちわずもう)なども行われる。三重県指定無形民俗文化財。
【春季例祭・秋季例祭】春は4月4日・5日、秋は11月4日・5日に行われる、一年を通じて最も重んじられる祭典。
【佐瑠女神社例祭】毎年8月17日・18日。境内が提灯で飾られ、芸能が奉納される。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
猿田彦大神大田命(おおたのみこと、相殿)
社格
旧社格は無格社。第二次世界大戦後に別表神社となった。延喜式に記載のある式内社ではなく、もとは宇治土公家の邸内社である。
創建
創建年代は不詳。宇治土公家が代々、祖先の神である猿田彦大神を邸内に祀ってきたのが始まりと伝わる。神社として社殿が造営されたのは明治11年(1878)。
ご利益
交通安全八方除け出世・仕事厄除け
テーマ
パワースポット
基本情報
住所
三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
参拝時間
参拝そのものは終日可能。お守りの授与や御祈祷の受付は8時30分から17時まで(神楽の受付は16時まで)。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
電車・バスの場合、近鉄・JR「伊勢市」駅または「宇治山田」駅から三重交通バスに乗り、「猿田彦神社前」で下車するとすぐ。伊勢神宮の内宮からは徒歩約10分。近鉄「五十鈴川」駅からタクシーを使う行き方もある。
境内近くに有料駐車場があり、御祈祷を受ける参拝者は駐車料金が無料になる。台数や料金は変更されることがあるため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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