この寺について
加納院(かのういん)は、東京都台東区谷中(やなか)にある新義真言宗(しんぎしんごんしゅう)の寺です。本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)で、遠くからでも映える朱塗りの山門が目を引きます。
江戸の弘法大師(こうぼうだいし)霊場、御府内八十八ヶ所(ごふないはちじゅうはちかしょ)の第64番札所(ふだしょ)です。谷中の寺町を歩きながら訪ねられます。
歴史・由来
【二度の移転を重ねた寺】
加納院は、江戸の町の広がりにあわせて二度、場所を移した寺です。『下谷區史(したやくし)』によると、慶長16年(1611)に幕府から神田北寺町(かんだきたてらまち)に寺地をあたえられて起こり、開基は尊慶(そんけい)とされています。
慶安元年(1648)に神田北寺町が幕府の用地となり、谷中の清水坂(しみずざか)に移りました。さらに延宝8年(1680)、その土地も幕府の用地となったため、現在の場所に移ったと伝えられます。
【末寺としてのつながり】
本所二ツ目(現在の墨田区)の弥勒寺(みろくじ)の末寺とされています。弥勒寺は、御府内八十八ヶ所の第46番札所です。
【四国の札所になぞらえて】
御府内八十八ヶ所は、四国八十八ヶ所を写した霊場です。第64番の加納院は、四国の第64番にあたる石鈇山 前神寺(いしづちさん まえがみじ)を写した寺として紹介されています。
見どころ・特徴
【朱塗りの山門】
谷中の築地塀(ついじべい)で知られる観音寺(第42番)の近くに、大きな朱塗りの山門があります。朱色が鮮やかで、手入れの行き届いた境内は落ち着いた雰囲気です。
【聖天堂と大師堂】
境内には、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)を安置する聖天堂と、弘法大師像と興教大師(こうぎょうだいし)像を安置する大師堂があると紹介されています。
【本尊の阿弥陀如来】
本尊は阿弥陀如来です。御府内八十八ヶ所の納経印には、中央に「本尊 阿弥陀如来」と墨書され、阿弥陀如来を表す梵字(ぼんじ)の印が押される例が紹介されています。
【訪ねかた】
御朱印(ごしゅいん)は、庫裏(くり)で受けたという参拝記があります。御府内の札所を巡る人への授与とする投稿もあります。授与の有無や受付時間は、お出かけ前に寺へ直接お問い合わせください。
【周辺を歩く】
同じ谷中五丁目に、第63番の観智院(かんちいん)があります。観音寺の築地塀の先に加納院の赤い山門が見える、という参拝記もあります。
学び・特徴
本尊
阿弥陀如来
宗派・寺格
新義真言宗/御府内八十八ヶ所 第64番
創建
慶長16年(1611)、尊慶が神田北寺町で開いたと伝えられる(開基は尊慶)。
テーマ
霊場・巡礼
基本情報
住所
東京都台東区谷中5-8-5
参拝時間
参拝できる時間や御朱印の受付時間は、お出かけ前に寺へ直接お問い合わせください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
【電車】東京メトロ千代田線の千駄木(せんだぎ)駅が最寄りとされています(ホトカミによる。徒歩の目安は確認できていません)。
【車】駐車場の有無は確認できていません。お出かけ前に寺へ直接お問い合わせください。
参拝記録
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