この寺について
観智院(かんちいん)は、東京都台東区谷中(やなか)にある真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは)の寺です。山号は初音山(はつねさん)で、本堂の主尊は大日如来(だいにちにょらい)です。
境内の不動堂は「谷中の火除不動(ひよけふどう)」として知られ、大師堂には弘法大師(こうぼうだいし)が安置されています。江戸の弘法大師霊場、御府内八十八ヶ所(ごふないはちじゅうはちかしょ)の第63番札所(ふだしょ)です。
歴史・由来
【神田から谷中へ】
観智院は、江戸の町が整えられていくなかで場所を移してきた寺です。寺の伝えでは、慶長16年(1611)に照誉(しょうよ)法印が神田北寺町(かんだきたてらまち)で開き、慶安元年(1648)にその土地が幕府の用地となったため、谷中へ移ったといいます。
谷中に移ったあとの経過は資料によって違います。万治年間(1658〜61)に現在地へ移ったとする記述もあり、移転の時期は一つに定まりません。
【名前の移り変わり】
はじめの院号は圓照院(えんしょういん)でしたが、火を連想させる「炎焦(えんしょう)」に通じるとして、観智院に改められたと説明されています。山号は初音山、寺号は東漸寺(とうぜんじ)で、正式には「初音山東漸寺観智院」と称します。旧称として「医王山(いおうざん)東漸寺」と書く資料もあります。
【火と向き合ってきた寺】
1680年(延宝8年)以降、第12世の宥朝(ゆうちょう)法印の代に檀家が増えて寺は栄え、宥朝は中興の祖とされています。昭和20年(1945)の空襲では、大師堂と不動堂を除く建物が焼けたとされています。
見どころ・特徴
【谷中の火除不動】
境内の不動堂には五大明王(ごだいみょうおう)の像が安置され、「谷中の火除不動」として知られています。名前のとおり、火除け(ひよけ)を願うお不動さまです。
【不動堂と大師堂】
入口を入ってすぐ左手に、不動堂と大師堂が並んでいると紹介されています(参拝記による)。大師堂には弘法大師が安置され、扉が開いているときは、お大師さまの像を外から拝めたという参拝記もあります。
【初音六地蔵】
入口の手前に、六道(ろくどう)を表す六体のお地蔵さんが並んでいます。山号の「初音」と同じ名で呼ばれています。
【幼稚園のある寺】
境内には幼稚園が併設されています。レトロな園舎が印象に残ったという参拝記もあり、寺が地域の暮らしに根づいている様子がうかがえます。
【訪ねかた】
御府内八十八ヶ所の御朱印(ごしゅいん)は、本堂の左手前にある寺務所で受けたという参拝記があります。授与の有無や受付時間は変わることがあるので、お出かけ前に寺へ直接お問い合わせください。
【周辺を歩く】
同じ谷中五丁目に、第64番の加納院(かのういん)があります。谷中にはほかにも御府内八十八ヶ所の札所があり、寺町歩きの途中で札所を重ねて巡れます。
学び・特徴
本尊
大日如来
宗派・寺格
真言宗豊山派/御府内八十八ヶ所 第63番
創建
慶長16年(1611)、照誉法印が神田北寺町で開いたと伝えられる。
テーマ
霊場・巡礼
基本情報
住所
東京都台東区谷中5-2-4
参拝時間
参拝できる時間や御朱印の受付時間は、お出かけ前に寺へ直接お問い合わせください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
【電車】JR・京成線の日暮里(にっぽり)駅から徒歩8分ほど、東京メトロ千代田線の千駄木(せんだぎ)駅から徒歩7分ほどが目安です(参拝記による)。
【車】参拝者用の駐車場はないとする参拝記があります。公共交通機関でのお出かけをおすすめします。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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