TabiShiri
寺 台東区

明王院

みょうおういん

別名:天瑞山明王院、天瑞山歓福寺(かんぷくじ)

この寺について
明王院(みょうおういん)は、台東区谷中(やなか)にある真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは)の寺で、御府内八十八ヶ所(ごふないはちじゅうはちかしょ)の第57番札所です。本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)と伝わります。 室町時代の作と推定される孔雀明王(くじゃくみょうおう)の絵が寺に伝わり、台東区の文化財に登載されています。寺名は明王院ですが、本尊が阿弥陀如来である点は、訪ねる前に知っておくと参拝が楽しくなります。

歴史・由来

【神田北寺町から谷中へ】 明王院は、慶長16年(1611)に弁円(べんえん)法印が、幕府から与えられた神田北寺町(かんだきたてらまち)の寺地に創建したと伝えられています。慶安元年(1648)に寺地が幕府の用地になったため、代わりの地として谷中へ移りました。 同じ谷中にある第53番自性院と第55番長久院も、記録では同じ慶長16年に神田北寺町で開かれ、同じ慶安元年に谷中へ移ったとされます。三つの寺はいずれも本所(現在の墨田区)の弥勒寺(みろくじ)の末寺と伝わり、谷中で近い場所に並んでいます。 【室町時代の孔雀明王画像】 寺には、絹に彩色した孔雀明王画像が伝わります。縦76.1センチメートル、横37.4センチメートルで、羽を広げた孔雀の背の蓮華座(れんげざ)に、明王が座る姿を描いています。四本の腕には、柘榴(ざくろ)、孔雀の尾、倶縁果(ぐえんか)、蓮華が持たれています。 台東区は、区内の仏教絵画で孔雀明王を描いた作品は少なく、室町時代にさかのぼる優れた作として貴重だと説明しています。平成7年(1995)に区民文化財に登載されました。

見どころ・特徴

【阿弥陀如来を本尊とする明王院】 寺名は明王院ですが、本尊は阿弥陀如来立像と伝わります。御府内八十八ヶ所の札所としては、弘法大師(こうぼうだいし)をまつる大師堂(だいしどう)でも参拝します。 【孔雀明王画像】 毒蛇を食べるとされた孔雀から生まれた明王を描いた絵で、四本の腕に持つ品々まで細かく描かれています。公開されているかどうかは台東区の資料では確認できないため、見たい場合は寺へ直接お問い合わせください。 【境内の様子】 境内には本堂、大師堂、宝篋印塔(ほうきょういんとう)があると紹介されています。江戸時代の寺社の記録には、聖天堂(しょうてんどう)、不動堂、稲荷社も記されています。現在の境内は、実際に訪ねて確かめてみてください。 【周辺を歩く】 同じ谷中五丁目には、第42番観音寺、第63番観智院、第64番加納院があります。また、山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)が明治16年(1883)に開いた全生庵(ぜんしょうあん)も谷中五丁目にあり、鉄舟や落語家の三遊亭円朝(さんゆうていえんちょう)らの墓があると、台東区の文化探訪アーカイブスは紹介しています。 谷中六丁目には、第53番自性院、第55番長久院、第49番多宝院があります。 【訪ねかた】 御朱印や納経を希望する場合は、授与の有無と受付の時間を、お出かけ前に寺へ直接お問い合わせください。
学び・特徴
本尊
阿弥陀如来
宗派・寺格
真言宗豊山派/御府内八十八ヶ所 第57番/御府内二十一ヶ所 第5番/台東区区民文化財(絹本著色孔雀明王画像、1995年登載)
創建
慶長16年(1611)、弁円法印が神田北寺町に創建したと伝わります。慶安元年(1648)に現在地の谷中へ移りました。
テーマ
霊場・巡礼
基本情報
住所
東京都台東区谷中5-4-2
参拝時間
参拝できる時間や御朱印の受付時間は、お出かけ前に寺へ直接お問い合わせください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【電車】東京メトロ千代田線の千駄木駅から徒歩6分前後、JR・京成線の日暮里駅から徒歩7分前後が目安です。 【バス】東西めぐりんバスの三崎坂上バス停から徒歩2分ほどです。 【車】駐車場の有無は、お出かけ前に寺へ直接お問い合わせください。
参拝記録

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