この寺について
観音寺(かんのんじ)は、新宿区西早稲田(にしわせだ)にある真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは)の寺です。山号は慈雲山(じうんざん)で、早稲田大学の大隈講堂の向かいにあることから、早稲田観音寺とも呼ばれます。
本尊は十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)で、御府内八十八ヶ所の第52番札所です。水をテーマにした現代的な本堂と、江戸時代の庚申塔(こうしんとう)を同じ境内で見られます。
歴史・由来
【田んぼの広がる村の観音さま】
観音寺は、地域の人々の願いから生まれた寺として読むとよくわかります。
寺の伝えでは、江戸時代初めの寛文13年(1673)に、賢栄(けんえい)和尚が開いたとされます。このあたりは水田が広がる農村で、農作物の豊作の祈りと先祖供養のための菩提寺(ぼだいじ)として、地域の人々の発願(ほつがん)で建てられたといいます。
江戸時代の地誌『新編武蔵風土記稿』(しんぺんむさしふどきこう)では、牛込(うしごめ)の南蔵院(なんぞういん)の門徒で、新義真言宗(しんぎしんごんしゅう)の寺と紹介されています。
【十一面観音と四国の写し】
本尊の十一面観世音菩薩は、智証大師円珍(ちしょうだいしえんちん)の作と伝えられます。寺の公式サイトでは、円珍は弘法大師(こうぼうだいし)の甥にあたる人物とされています。
御府内八十八ヶ所では、四国八十八ヶ所第52番にあたる愛媛県の太山寺(たいさんじ)の写しとされています。お賽銭箱(さいせんばこ)の手前の丸い石板は「お砂踏み霊場」で、これを踏みながら参拝すると、四国遍路と同じご利益があるとされます。
【現代の本堂】
今の本堂は、早稲田大学名誉教授の石山修武(いしやまおさむ)氏の設計で、平成8年(1996)に建て替えられました。このあたりにかつて小川が流れていたことから、「水」をテーマにしたといいます。
見どころ・特徴
【水をテーマにした本堂】屋根は水の流れを表すように曲がっていて、大きな銀色の雨樋(あまどい)が雨水を集めます。壁は、小川に削られた岩肌を思わせる角ばった形です。雨水は壁を貫く仕組みを通って、花壷(はなつぼ)の植物に注がれます。
【庚申塔】寛文4年(1664)に建てられた舟形の庚申塔で、新宿区の登録有形民俗文化財です。地蔵菩薩(じぞうぼさつ)の立像を主尊とし、高さは124センチメートル。区内の庚申塔のなかでは比較的古く、地蔵菩薩を主尊とする例は珍しいと説明されています。
【恵比寿天と大黒天】入口には恵比寿天(えびすてん)と大黒天(だいこくてん)の像があります。商店街となった今も、商売繁盛や開運招福を願う人に親しまれています。
【お砂踏み】お賽銭箱の手前にある丸い石板が、四国のお砂を踏む「お砂踏み霊場」です。参拝のときに、足もとにも目を向けてみてください。
【周辺を歩く】同じ西早稲田には、第30番の放生寺(ほうしょうじ)があります。早稲田大学の大隈講堂のすぐ向かいなので、キャンパスの街並みとあわせて歩けます。
【訪ねかた】御朱印の授与の方法や時間は、公式サイトに案内が見当たりません。お出かけ前に、寺へ直接お問い合わせください。
年中行事・お祭り
【大施餓鬼会(おおせがきえ)法要】例年5月18日
本堂で、13時から他の寺の僧による法話、14時から先祖供養の合同大法要が営まれます。
【お盆】例年7月13日から16日(東京盆)、8月13日から16日(旧盆)
【お彼岸(おひがん)】例年3月と9月、春分の日と秋分の日の前後3日間
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
本尊
十一面観世音菩薩
宗派・寺格
真言宗豊山派/御府内八十八ヶ所 第52番/豊島八十八ヶ所 第52番/山の手三十三観音霊場 第14番/新宿区登録有形民俗文化財「慈雲山観音寺の庚申塔」(平成27年(2015)登録)
創建
寛文13年(1673)、賢栄和尚の開山と伝わります。
テーマ
霊場・巡礼
基本情報
住所
東京都新宿区西早稲田1-7-1
参拝時間
参拝できる時間や御朱印の受付時間は、公式サイトに案内が見当たりません。お出かけ前に、寺へ直接お問い合わせください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
【電車】都電荒川線の早稲田駅から徒歩5分。東京メトロ東西線の早稲田駅から徒歩10分。
【バス】都バス学02系統の「早大正門前」から徒歩2分。
【車】駐車場の有無は、公式サイトのアクセスページに記載がありません。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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