この史跡について
浅草の雷門のすぐ近くで隅田川に架かる、アーチの橋。
安永3年(1774)に初めて架けられ、江戸の人々に親しまれた。
現在の橋は昭和6年(1931)に完成。平成11年(1999)に東京都選定歴史的建造物に選ばれた。
歴史・由来
この橋を理解する鍵は、江戸の町人たちが自分たちの力で架けた橋が、水害に負けなかったという点にある。
吾妻橋は、江戸時代に隅田川へ架けられた橋の中で、いちばん新しい橋である。明和6年(1769)に町人たちの願いが許され、安永3年(1774)10月17日に完成した。幕府が架けた橋ではなく、民間の力で架けた橋で、はじめは「大川橋」と呼ばれた。吾妻橋という名は、近くにある吾嬬神社(あづまじんじゃ)へ参る道だったことに由来する。
天明6年(1786)の大洪水では、永代橋や新大橋が流される中、この橋だけは無傷で残った。このとき、橋を架けた大工や奉行らは、ほうびを受けたという。
明治20年(1887)には鉄橋に架け替えられ、現在の橋は昭和6年(1931)に完成した。東京市が工事を発注し、錢高組(ぜにたかぐみ)が施工した。完成の年には、東武鉄道が浅草まで乗り入れを始めている。
3径間の鋼のアーチ橋で、橋長は約150メートル、幅は20メートル。弓なりのアーチが特徴で、東京都選定歴史的建造物(選定番号33)。
見どころ・特徴
【弓なりのアーチ】3連のアーチが、優雅な曲線を描く。
【浅草の景色】橋のたもとには松屋浅草があり、橋の上からは、対岸の景色や隅田川の流れを眺められる。
【江戸の橋のなごり】洪水に負けなかった橋として、江戸時代から人々に頼りにされてきた。橋の歴史を知ってから渡ると、目の前の景色が違って見えてくる。
【訪ねかた】歩道を歩いて渡れる。浅草駅から徒歩約1分と、とても近い。
年中行事・お祭り
【隅田川とうろう流し】令和7年(2025)は、8月16日に両岸でとうろう流しが予定されました。例年の時期は公式サイトでご確認ください。開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
指定・選定
東京都選定歴史的建造物(平成11年〈1999〉選定。選定番号33)。
成立・年代
初代は安永3年(1774)10月17日に完成。現在の橋は昭和6年(1931)の完成(前年の昭和5年12月に渡り初め式が行われたとする資料もある)。
テーマ
歴史建築下町夜景・眺望
基本情報
住所
東京都台東区雷門2丁目・花川戸1丁目から墨田区吾妻橋1丁目
見学時間
橋は終日、歩いて渡れます。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
【電車】東京メトロ銀座線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス「浅草」駅から徒歩約1分。都営地下鉄浅草線「浅草」駅から徒歩約3分。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
訪問記録
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