TabiShiri
史跡 中央区

勝鬨橋

かちどきばし

別名:かちどき橋

この史跡について
隅田川のもっとも河口に近い大きな橋で、国の重要文化財。 昭和15年(1940)に完成した、中央が「ハ」の字に跳ね上がる跳開橋(ちょうかいきょう)である。 昭和45年(1970)11月29日を最後に開閉は止まったが、いまも東京のまちを代表する橋として親しまれている。

歴史・由来

この橋を理解する鍵は、「海をふさがずに、陸と陸をつなぐ」という難しい注文に応えた橋だという点にある。 架橋以前、築地と月島のあいだは渡し舟が結んでいた。明治38年(1905)には日露戦争の旅順(りょじゅん)陥落を祝って「勝鬨の渡し」が運航され、これが橋の名のもとになったと伝わる。渡し舟は、佃の渡し、月島の渡しなどと並んで、島に暮らす人々の足だった。 ところが隅田川は大きな船が行き来する川で、石川島造船所で造った軍艦も下らなければならない。そこで、橋の中央を跳ね上げて船を通す方式が選ばれた。昭和7年(1932)2月に起工し、約8年の工事を経て昭和15年(1940)に開通した。この年は紀元2600年にあたり、橋は幻に終わった日本万国博覧会のメインゲートとして計画されていた。 設計は東京市の技師・安宅勝が担当し、成瀬勝武(なるせかつたけ)が指導した。開閉の部分は「シカゴ型」と呼ばれる双葉(そうよう)の跳開式で、左右の部分が最大70度まで、約70秒かけて持ち上がる。開通当初は1日に5回開閉し、そのあいだ晴海通りは約20分間とまった。 昭和45年(1970)11月29日の開閉を最後に、橋は動かなくなった。それでも国内最大級の可動橋であり、技術の完成度が高いことから、平成19年(2007)に清洲橋・永代橋とともに国の重要文化財に指定された。

見どころ・特徴

【跳開橋のしくみ】中央の跳開部は、左右がそれぞれ約25.8メートル、あわせて約51.6メートル。電力で持ち上げる仕組みだった。跳開部の機械設備は、日本機械学会の機械遺産にも認定されている。 【アーチと石の欄干】両側の固定部分は鋼のタイドアーチ橋で、全長は246メートル。弓形の欄干や石造りの高欄が、昭和初期の橋らしい品のよさを見せている。 【かちどき橋の資料館】橋のそばには、開閉に使った変電所を活用した「かちどき橋の資料館」がある。橋の歴史を知る手がかりになる。 【夜のライトアップ】日没から21時ごろまで点灯するとされる。 【訪ねかた】橋の上は歩いて渡れる。橋脚の内部を見学するツアーが行われることがあるが、実施の有無や予約の方法は、中央区の案内でご確認ください。
作品ゆかり
昭和15年(1940)に予定されていた日本万国博覧会のメインゲートとして計画され、博覧会が幻に終わったことでも知られる。
学び・特徴
指定・選定
国の重要文化財(平成19年〈2007〉6月指定。清洲橋・永代橋とともに指定)。跳開部の機械設備は日本機械学会の機械遺産に認定。
成立・年代
昭和7年(1932)2月に起工し、昭和15年(1940)6月に開通。架橋以前は、佃の渡し・月島の渡し・勝鬨の渡しが人々を運んでいた。
テーマ
重要文化財建築歴史夜景・眺望
基本情報
住所
東京都中央区築地6丁目から勝どき1丁目
見学時間
橋は終日、歩いて渡れます。ライトアップは日没から21時ごろまでと紹介されています。時間は変更される場合があります。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【電車】都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅から徒歩約5分。東京メトロ日比谷線「築地」駅から徒歩約10分。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

訪問記録

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