TabiShiri
寺 御朱印 入間市

蓮花院

れんげいん

別名:黒須観音

この寺について
蓮花院(れんげいん)は、埼玉県入間市春日町にある真言宗智山派(しんごんしゅうちさんは)の寺院です。山号は世音山(せおんざん)。ご本尊は不動明王(ふどうみょうおう)ですが、観音堂に祀られる千手観音(せんじゅかんのん)は「黒須観音(くろすかんのん)」の名で古くから地域の人々に親しまれ、武蔵野三十三観音霊場の第18番札所本尊としても知られています。鎌倉時代初めの歌人としても名高い寂蓮法師(じゃくれんほうし)が開いたと伝わる、約800年の歴史を持つ寺です。

歴史・由来

この寺を理解する鍵は、「歌人が開いた寺」であることと、「一度焼け失われた観音像がよみがえった」という物語の二つにある。 蓮花院は、建仁元年(けんにんがんねん、1201年)に寂蓮法師(じゃくれんほうし)という僧によって開かれたと伝えられている。寂蓮法師は俗名を藤原定長(ふじわらのさだなが)といい、新古今和歌集(しんこきんわかしゅう)の代表的な歌人の一人として知られる人物である。歌の世界で名を残した僧が、遠く離れたこの地に寺を開いたという言い伝えは、蓮花院という寺の始まりに独特の彩りを添えている。 江戸時代に編さんされた地誌「新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう)」には、蓮花院が高麗郡新堀村(こまぐんしんぼりむら、現在の日高市周辺)にあった聖天院(しょうでんいん)の末寺(まつじ、本山に属する寺)であったことが記されている。また、江戸幕府から観音堂の維持のために慶安年間(けいあんねんかん、1648年頃から1652年頃)に11石(こく)の朱印地(しゅいんち、税を免除された土地)を与えられたことも記録されており、江戸時代を通じて観音信仰の場として幕府からも認められていたことがわかる。 観音堂に祀られる札所本尊(ふだしょほんぞん)の千手観音は、地元の地名から「黒須観音」と呼ばれ、古くから親しまれてきた。ところが天文15年(てんぶん15ねん、1546年)、この観音像は火災によって焼け失われてしまう。翌天文16年(1547年)、鎌倉の仏師(ぶっし、仏像を作る職人)であった長慶(ちょうけい)の手によって観音像は再興され、今日まで信仰を集め続けている。度重なる災いを乗り越えて受け継がれてきたことも、黒須観音が長く人々に大切にされてきた理由の一つといえるだろう。 現在の観音堂は、その後の天保6年(てんぽう6ねん、1835年)に総けやき造り・寄棟造り(よせむねづくり、屋根の四方が傾斜する伝統的な造り)で再建されたもので、平成3年(1991年)に入間市の指定文化財(建造物)となっている。堂内の格天井(ごうてんじょう、格子状に区切られた天井)には江戸時代末の絵師による花鳥の彩色画が描かれており、寺の歴史を今に伝えている。

見どころ・特徴

【札所本尊・黒須観音】観音堂に祀られる千手観音(せんじゅかんのん)は、地元の地名にちなんで「黒須観音」と呼ばれ、武蔵野三十三観音霊場第18番の札所本尊です。ふだんは秘仏(ひぶつ、通常は公開されない仏像)として大切に守られ、特別な機会に御開帳されます。 【観音堂】天保6年(1835年)に再建された、総けやき造り・寄棟造り(よせむねづくり)の建物で、入間市の指定文化財です。堂内の天井には龍や花鳥をあしらった彩色画が描かれ、江戸時代の職人の技を間近で感じられます。 【四季の草木】春はつつじ、夏はさるすべり、秋にはイチョウやカエデが色づき、一年を通して境内を彩ります。手入れの行き届いた日本庭園も見どころの一つです。 【写経会とご詠歌】毎月2回、写経会(しゃきょうかい、お経を書き写す集まり)とご詠歌(えいか、仏教の教えを歌にしたもの)の会が開かれており、檀家(だんか、その寺を支える家)以外の人も参加できます。 【古くから伝わる品々】境内には寛正2年(かんしょう2ねん、1461年)の銘を持つ鰐口(わにぐち、参拝の際に鳴らす金属製の道具)や、延宝9年(えんぽう9ねん、1681年)に建てられた千日回向名号塔(せんにちえこうみょうごうとう、供養のための石塔)など、入間市内でも珍しい古い品々が伝わっています。
年中行事・お祭り
【例大祭】蓮花院で最も大切な行事です。この日にあわせて、札所本尊である千手観音(黒須観音)が特別に御開帳されます。 【観音堂の開扉】例年1月17日ごろには観音堂の扉が開かれます。堂内には入れませんが、外から観音様に手を合わせることができます。例大祭と同じ日にあたるかどうかは、寺院や公式サイトでご確認ください。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
不動明王千手観音
社格
真言宗智山派(しんごんしゅうちさんは)の寺院で、総本山は京都・東山の智積院(ちしゃくいん)です。江戸時代の地誌「新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう)」には、高麗郡新堀村(こまぐんしんぼりむら、現在の日高市周辺)にあった聖天院(しょうでんいん)の末寺(まつじ、本山に属する寺)と記されています。江戸幕府からは、慶安年間(けいあんねんかん、1648年頃から1652年頃)に観音堂維持のための朱印地(しゅいんち、税を免除された土地)11石(こく)を与えられたと伝わります。武蔵野三十三観音霊場第18番の札所です。
創建
建仁元年(けんにんがんねん、1201年)、歌人としても知られた寂蓮法師(じゃくれんほうし、俗名・藤原定長〈ふじわらのさだなが〉)の開山と伝わります。
ご利益
厄除け所願成就家内安全
テーマ
武蔵野三十三観音霊場紅葉庭園
この場所を巡る軸
基本情報
住所
埼玉県入間市春日町2-9-1
参拝時間
参拝時間は公表されていません。境内は日中であれば参拝できますが、御朱印の授与や観音堂内部の様子などについては、事前に公式サイトでご確認いただくことをおすすめします。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
西武池袋線 入間市駅から徒歩10分ほどです(情報源によって8分から15分と幅があるため、目安としてご覧ください)。境内には駐車場があります。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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