この寺について
松林寺(しょうりんじ)は、埼玉県所沢市林にある曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院です。山号は吟龍山(ぎんりゅうざん)、ご本尊は釈迦如来(しゃかにょらい)を安置しています。武蔵野三十三観音霊場(むさしのさんじゅうさんかんのんれいじょう)の第15番札所として、札所本尊の千手観音(せんじゅかんのん)も祀られています。
歴史・由来
松林寺(しょうりんじ)を理解する鍵は、江戸時代の記録に残る開山(かいざん、寺を開いた僧)の足跡にある。江戸幕府がまとめた地誌『新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう)』には、この寺について「開山の吟国(ぎんこく)は承応(じょうおう)2年(1653年)10月13日に示寂(じじゃく、亡くなること)した。曹洞宗(そうとうしゅう)の寺で、安松村(あんまつむら、現在の所沢市北西部)にあった長源寺(ちょうげんじ)の末寺(まつじ、本山に連なる寺)であり、本尊は釈迦(しゃか)である」という趣旨の記述が残っている。所沢市まちづくり観光協会も、松林寺の創建を承応2年(1653年)ごろと伝えており、開山の時期についてはおおむね記録が一致する。山号(さんごう、寺の正式名の頭につく称号)は吟龍山(ぎんりゅうざん)で、開山の名にちなむものと考えられている。
江戸時代から地域の人々に大切にされてきた松林寺は、昭和15年(1940年)に結成された武蔵野三十三観音霊場(むさしのさんじゅうさんかんのんれいじょう)の第15番札所であるとともに、狭山三十三観音霊場(さやまさんじゅうさんかんのんれいじょう)の第30番札所にも数えられている。本尊の釈迦如来(しゃかにょらい)とは別に、慈悲(じひ)の心を表す千手観音(せんじゅかんのん)が札所本尊として祀られ、二つの巡礼路を歩く人々を迎えている。
見どころ・特徴
【薬医門(やくいもん)の山門】参道の入り口に建つ山門は薬医門(やくいもん)と呼ばれる形式で、門をくぐると左右に阿吽(あうん)の仁王像(におうぞう)が控えている。まっすぐ伸びる参道の先に本堂が見え、静かな境内へと気持ちが切り替わる。
【入母屋造りの本堂】本堂は銅板葺き・入母屋造り(いりもやづくり)の屋根を持ち、正面には向拝(こうはい、参拝者のための張り出し屋根)が設けられている。曹洞宗(そうとうしゅう)の寺らしい、飾りすぎない端正な佇まいが魅力だ。
【鐘楼(しょうろう)の細工】境内には丸石を積んだ基壇の上に鐘楼が建ち、屋根を支える木鼻(きばな、柱の先端の彫刻)には龍の頭をかたどった彫刻が施されている。細部まで見比べてみると発見がある。
【海外の仏跡にゆかりの記念碑】境内には海外の仏教聖地との交流にちなむ記念碑がいくつも建てられており、曹洞宗の一寺でありながら国境を越えた仏教の縁を感じられる。
【二つの霊場の御朱印】武蔵野三十三観音霊場と狭山三十三観音霊場、両方の巡礼者向けの御朱印をいただくことができる。
学び・特徴
主祭神
釈迦如来千手観音
社格
武蔵野三十三観音霊場(むさしのさんじゅうさんかんのんれいじょう) 第15番札所。狭山三十三観音霊場(さやまさんじゅうさんかんのんれいじょう) 第30番札所。
創建
承応2年(1653年)ごろの創建と伝わる。開山は吟国(ぎんこく)、同年10月13日示寂。
ご利益
厄除け無病息災
テーマ
観音巡礼曹洞宗
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
埼玉県所沢市林2-147
アクセス
西武池袋線(せいぶいけぶくろせん)「狭山ヶ丘(さやまがおか)駅」から徒歩約30分です。バスの運行状況や駐車場の有無は確認できていないため、車でお出かけの際は事前に寺院へお問い合わせのうえお出かけください。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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