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神社直島本村地区の氏神/ベネッセ「家プロジェクト」代表作 香川郡直島町

護王神社

ごおうじんじゃ

香川県・香川郡直島町の神社「護王神社」

松岡明芳, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

この神社について
瀬戸内海に浮かぶ直島の本村地区に鎮座する氏神社。江戸時代創建と伝わるが、2002年に現代美術作家・杉本博司(すぎもとひろし)によって再建され、ベネッセアートサイト直島の「家プロジェクト」を代表する作品として国内外に知られるようになった。地上の本殿と地下の石室(ストーン・チェンバー)を分厚いガラスの階段が貫くという極めて特異な意匠で、光学ガラスが太陽光を地下まで導く。神道の霊性と現代美術が交差する稀有な聖地として、直島を訪れる旅人が必ず立ち寄る場所となっている。

歴史・由来

創建年代は詳らかでないが、江戸時代には既に直島本村地区の氏神として崇敬されていた古社と伝わる。祭神は素盞嗚尊。長らく本村集落の鎮守として地域の祭祀を担ってきたが、時を経て社殿の老朽化が進み、平成末頃には修復困難な状態に陥っていた。 平成14年(2002)、ベネッセホールディングスが直島町を舞台に展開する現代美術プロジェクト「家プロジェクト」の一環として、写真家・現代美術作家の杉本博司(1948-)が本殿再建を手がけることとなった。杉本は「Appropriate Proportion(適切な比率)」と題した作品として、単なる復元ではなく、古代神道の空間観を現代美術の言語で翻訳し直す試みに挑んだ。 出来上がった護王神社は、地上に建つ本殿と地面の下に穿たれた石室(ストーン・チェンバー)を、一本の分厚い光学ガラスの階段が上下に貫くという構造を持つ。ガラス階段は太陽光を地下の石室まで導き、地下に降りた参拝者が上を見上げると、光が神域から降り注いでくるように見える。神代の岩戸を思わせる原初の宗教体験を、現代の技術と芸術的意匠で再現した稀有な作品として、完成直後から国際的な注目を集めた。 以後、直島を訪れる観光客・美術ファン・建築家が必ず立ち寄る場所となり、瀬戸内国際芸術祭の主要スポットとしても位置づけられている。地元の氏神としての祭祀は現在も続いており、例祭には本村地区の住民が集う。

見どころ・特徴

【本殿】杉本博司による現代美術作品「Appropriate Proportion」。伝統的な神明造の意匠を継承しつつ、細部の比率が現代的に洗練されている。夕方以降のライトアップされる時間帯も美しい。 【ストーン・チェンバー(地下石室)】本殿真下に穿たれた石造りの空間。ガラスの階段を通して差し込む太陽光が石室内を照らし、地下から見上げる光の柱は原初的な神秘体験を呼び起こす。石室への入場には別途「家プロジェクト」の共通鑑賞券が必要。

kajikawa, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons

【光学ガラスの階段】本作の核心となる部分。分厚い光学ガラスを積層して作られており、屋外の日光を屈折・拡散させながら地下へと導く。上から覗くと吸い込まれるような透明感、下から見上げると神秘的な光の柱。 【アクセス】直島本村地区の集落内。宮浦港からタウンバスで「本村」下車、徒歩5分。フェリー到着後に「家プロジェクト」の共通鑑賞券(本村地区の複数作品共通)を購入してから訪れるのが定番の順路。 【拝観時間】家プロジェクト共通の運営時間に準じる。原則10:00〜16:30(最終入場)。月曜休(祝日の場合は翌日)。上部本殿は境内から自由参拝可、地下石室は要チケット。 【地元の氏神として】現在も本村地区の氏神として例祭が営まれる。参拝は通常の神社作法で問題ない。撮影ルールは「家プロジェクト」共通で、鑑賞券エリア内(地下石室含む)は撮影禁止のため注意。
学び・特徴
主祭神
素盞嗚尊
社格
直島本村地区の氏神/ベネッセ「家プロジェクト」代表作
創建
江戸時代創建(詳細不詳)/平成14年(2002)、杉本博司により再建
ご利益
厄除け海上安全
テーマ
現代美術離島瀬戸内国際芸術祭建築
基本情報
住所
香川県香川郡直島町本村地区
参拝時間
10:00〜16:30(月曜休、祝日の場合は翌日)。上部本殿の境内は自由参拝可、地下石室は要「家プロジェクト」共通鑑賞券。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
直島宮浦港から町営バスで「本村」下車、徒歩約5分/JR岡山駅・宇野港・高松港・宇高フェリーなど各港から直島行き航路利用
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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