この寺について
真言宗智山派の寺院で、正式には梅松山円泉寺。寺に伝わる話では、弘法大師(空海)が巡錫の折に草堂を建てたのが始まりという。武蔵野三十三観音霊場の第25番札所であり、武蔵野七福神の福禄寿をまつる札所でもある。境内には平将門が持ち帰ったと伝わる妙見菩薩の堂があり、この寺は「平松の妙見」とも呼ばれる。岩の上には銭洗い弁天がまつられ、池で清めたお金を大事に使うと福を呼ぶとされている。
歴史・由来
【この寺を理解する鍵】
この寺には顔が二つある。ひとつは弘法大師の草庵(そうあん)に始まると伝わる真言宗の寺。もうひとつは「平松の妙見(ひらまつのみょうけん)」と呼ばれる、星をまつる場所である。しかもその星の信仰は、平将門(たいらのまさかど)という一人の武将から始まったと寺は伝えている。
【弘法大師の草堂から】
創建の年ははっきりしない。寺に伝わる話では、弘法大師(こうぼうだいし)空海がこの地を巡った折に草堂を建てたのが始まりで、天長年間(824〜834)のことだという。江戸時代の享保年間(1716〜1736)には、慶中(けいちゅう)という僧が寺を立て直したと伝えられる。
正式には梅松山(ばいしょうざん)円泉寺といい、本尊は不動明王(ふどうみょうおう)である。
【平将門と妙見菩薩】
妙見菩薩(みょうけんぼさつ)は、北極星や北斗七星を仏のすがたとして拝む信仰である。夜空でただひとつ動かない星は、方角を教え、人の運命をつかさどるものと考えられた。
公式サイトによれば、平将門が京にいたとき妙見菩薩に危難を救われ、その像を授かって故郷へ持ち帰った。それがこの寺の妙見菩薩の始まりだという。将門は平安時代に関東で兵を挙げた武将で、関東各地に妙見信仰を伝えたとされる人物である。最初の像は失われ、いま祀られているのは二代目にあたる。
現在の妙見堂は弘化4年(1847)の建立で、地元の綿貫(わたぬき)家が寄進したと伝えられる。「平松の妙見」という呼び名は、この堂に由来する。
【福禄寿がやってきた理由】
現在の本堂は天保15年(1844)の再建である。
公式サイトが伝えるところでは、天明年間の飢饉のとき、川越城主の大和守に仕える御用度係が五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈って福禄寿(ふくろくじゅ)を勧請し、住職が引退後に入る福泉寺という寺にまつった。飢えに苦しむ土地で、実りを願って迎えられた神ということになる。この福禄寿が、いまの武蔵野七福神めぐりへとつながっている。
【武蔵野三十三観音の札所として】
円泉寺は武蔵野三十三観音霊場の第25番札所で、札所の本尊は十一面観音(じゅういちめんかんのん)である。この霊場は東京都練馬区から埼玉県日高市までを結ぶ巡礼路で、飯能市内にはいくつもの札所が集まっている。
見どころ・特徴
【妙見堂】平将門が持ち帰ったと伝わる妙見菩薩をまつる。現在の堂は弘化4年(1847)の建立で、地元の綿貫家が寄進したと伝えられる。この寺が「平松の妙見」と呼ばれるもとになった場所である。
【銭洗い弁天】岩の上に、琵琶(びわ)を持った喜多向銭洗い弁財天(きたむきぜにあらいべんざいてん)がまつられ、そばに白蛇の像が置かれている。下の池でお金を洗い、その清めたお金を大事に有効に使うことが福を呼ぶ、と寺は説明している。パワーストーンを清めることもできる。御朱印は弁天のそばの阿弥陀堂に書き置きが用意されている。
【福禄寿】武蔵野七福神の福禄寿をまつる。正月7日ごろまでは本堂で、その後1月末までは阿弥陀堂で拝むことができる。
【訪ねかた】弁天像のすぐそばまで上がってお参りできるのは正月の七福神御開帳の期間だけ、福禄寿が拝めるのも1月末までと、公式サイトは案内している。妙見堂・弁天・福禄寿をひととおり見たいなら、正月に合わせて訪ねるのがいちばん充実する。武蔵野七福神は七寺社をめぐる巡礼なので、この寺を組み込んで一日で回る計画も立てやすい。
年中行事・お祭り
【武蔵野七福神めぐり】例年1月1日から7日ごろ 受付は9時から16時まで。円泉寺は福禄寿の札所にあたる。色紙・御朱印・土鈴の授与がある。
【福禄寿の御開帳】例年1月7日ごろまで本堂、その後1月末まで阿弥陀堂。以降は通常は非公開。
【春秋の彼岸法要】例年3月と9月の彼岸のころ
【盆供・施餓鬼会】例年夏
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
不動明王十一面観音
社格
真言宗智山派。武蔵野三十三観音霊場 第25番札所、武蔵野七福神(福禄寿)の札所。
創建
天長年間(824〜834)に弘法大師が草堂を建てたのが始まりと伝わる(創建年は不詳)/享保年間(1716〜1736)に慶中が中興と伝わる
ご利益
厄除け商売繁盛
テーマ
霊場・巡礼七福神
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
埼玉県飯能市平松376
参拝時間
通常期の拝観時間は公式サイトに記載がない。
武蔵野七福神めぐりの受付は、例年1月1日から7日ごろまで、9時から16時まで。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
西武池袋線「飯能駅」から約4km。
イーグルバス「飯能靖和病院」バス停から約1km。
車は圏央道「狭山日高インターチェンジ」から約4km。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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