この寺について
富士川町小室(こむろ)の山あいにある日蓮宗(にちれんしゅう)のお寺で、「小室山(こむろさん)妙法寺」の名で親しまれています。もとは奈良時代より前に開かれた真言宗の寺でしたが、鎌倉時代に日蓮聖人(にちれんしょうにん)との問答をきっかけに日蓮宗に改まりました。県内最大級といわれる三門と、初夏に境内をうめつくす約1万株のあじさいで知られます。
歴史・由来
【日蓮との問答から生まれた寺】
小室山妙法寺を理解する鍵は、鎌倉時代にこの寺の住職と日蓮聖人との間で行われた問答(もんどう:教えをめぐる話し合い)です。
【真言宗の金胎寺として】
寺の始まりは、持統天皇7年(693)に役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたと伝えられます。その後は真言宗の寺として「金胎寺(こんたいじ)」と呼ばれていました。
【善智法印と日蓮】
文永11年(1274)、日蓮聖人が近くの身延山(みのぶさん)に入ると、当時の住職・善智法印(ぜんちほういん)との間で問答が行われました。敗れた善智法印は日蓮聖人の弟子となり、寺は日蓮宗に改められました。
【毒消しの伝承】
寺には、善智法印が日蓮聖人に毒を入れた栗餅(くりもち)を差し出したところ、白い犬がそれを食べて日蓮聖人の身代わりになった、という伝承が残ります。この話にちなんで、毒消しのお守り「秘妙符(ひみょうふ)」が今に伝えられています。
【信仰を集めた寺】
戦国時代以降は、武田家や徳川家からも信仰を受けました。
見どころ・特徴
【三門】明治30年(1897)に建てられた、県内最大級ともいわれる大きな門です。中には鎌倉時代中期の仁王像と十八羅漢像が安置されています。
【総門】正徳2年(1712)に建てられた門です。
【あじさい】初夏には、杉林に囲まれた境内一面に約1万株のあじさいが咲きそろいます。
【金銅金具装笈】室町時代の笈(おい:修行僧が仏具などを入れて背負った箱)で、山梨県の有形文化財に指定されています。
年中行事・お祭り
【小室山のあじさい祭り】例年6月下旬から7月上旬
あじさいの見ごろに合わせて開かれ、地域の人たちによる模擬店も並びます。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
社格
日蓮宗
創建
持統天皇7年(693)、役行者の開創と伝わる。文永11年(1274)に真言宗から日蓮宗に改宗
テーマ
あじさい
基本情報
住所
山梨県南巨摩郡富士川町小室3063
アクセス
車の場合、中部横断自動車道「増穂インターチェンジ」から約15分。無料駐車場あり(普通車30台)。
電車の場合、JR身延線「鰍沢口(かじかざわぐち)」駅からタクシーで約15分、または「市川大門(いちかわだいもん)」駅からタクシーで約25分。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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