この神社について
歴史・由来
創建は崇神天皇の御代(紀元前1世紀頃)と伝わる、丹沢の名峰・大山(標高1,252m)を御神体とする古社。「阿夫利(あふり)」の名は、雨を降らす山の意「雨降山(あめふりやま)」が転訛したものとされ、大山がしばしば雲をまとう降雨の霊山であったことを示している。
奈良時代、東大寺別当・良弁僧正がこの山に登って大山寺を開き、以後、神仏習合の修験道の一大霊場として栄えた。中世には「大山寺」と「石尊大権現」の二本柱で信仰を集め、武家の崇敬も篤かった。源頼朝が太刀を奉納したという『吾妻鏡』の記録も残る。
江戸期、大山参りは江戸庶民の一大レジャー。鳶職・大工・農民など職人衆を中心に「大山講」が組まれ、夏の禊(みそぎ)で身を清めた集団が、白装束に身を包み「六根清浄」を唱えながら大山を目指した。最盛期には年間数十万人の参詣者が訪れ、落語『大山詣り』にもその賑わいが活写されている。
明治の神仏分離で大山寺の多くが破却され、現在の「大山阿夫利神社」と「大山寺(雨降山大山寺)」に分離。山頂の本社、中腹の下社、下山の大山寺という三層構造で信仰が続いている。
見どころ・特徴
ケーブルカーで一気に登れる中腹の下社が、参拝の中心。標高約700mからの眺望は、関東平野を一望、晴れた日には房総半島・三浦半島・伊豆大島まで見渡せる。
下社の社殿は明治期の再建。地下に「神泉」が湧き、御神水としていただくことができる。大山が「雨降山」と呼ばれた所以を、この清冽な水で実感できる。
本気で「大山参り」をするなら、下社からさらに1時間半ほどかけて山頂の本社まで登りたい。途中の「夫婦杉」「ぼたん岩」など修験道の名残が点在し、登りきった山頂からは富士山が手の届きそうな距離に迫る。本社では参拝後の「お祓い」を受けることもできる。
下山の途中には大山寺(おおやまでら)があり、本尊の不動明王坐像は鎌倉時代の名作で国の重要文化財。10月下旬から11月の紅葉ライトアップは、関東屈指の絶景として知られる。
参道沿いに並ぶ大山豆腐料理の店々は、修験者の精進料理の流れを汲む。下山後の冷えた体を温める湯豆腐は、参拝の締めくくりにふさわしい。
ゆかりの食・参道の名店2 件
学び・特徴
主祭神
瓊瓊杵尊大山祇神高龗神
社格
別表神社
創建
崇神天皇の御代(紀元前97年頃)と伝わる
ご利益
五穀豊穣家内安全厄除け
テーマ
山・登拝パワースポット
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
神奈川県伊勢原市大山355
参拝時間
下社 9:00〜17:00(ケーブルカー運行時間に準ずる)
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
小田急「伊勢原駅」よりバス+大山ケーブルで「阿夫利神社駅」
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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