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寺 御朱印 大田原市

雲巌寺

うんがんじ

栃木県・大田原市の寺「雲巌寺」

Σ64, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

この寺について
山号は東山。 臨済宗妙心寺派の禅道場で、筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺とともに日本の禅宗四大道場と称された。開山の高峰顕日とその師・無学祖元にまつわる坐像・肖像画あわせて4件が国指定重要文化財。 元禄2年(1689)に松尾芭蕉が『おくのほそ道』の途中で訪ね、「木啄も庵はやぶらず夏木立」の句を残した。新緑と紅葉の名所として知られる。

歴史・由来

この寺を読み解く鍵は、三人の人物にある。高峰顕日、無学祖元、そして松尾芭蕉である。 寺伝では、大治年間(1126〜1131)に叟元和尚が開いたとされる。ただし今日の雲巌寺の性格を決めたのは、弘安6年(1283)、高峰顕日がここを臨済宗の寺として開山したときだった。高峰顕日は後嵯峨天皇の皇子でありながら禅の道に入った僧で、鎌倉に渡来した中国僧・無学祖元に学んだ。その無学祖元は、北条時宗に招かれて建長寺・円覚寺の住持を務めた、鎌倉禅の中心にいた人物である。 高峰顕日が下野の山中に構えたこの道場は、やがて筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺と並んで日本の禅宗四大道場と称されるまでになった。境内に伝わる国指定重要文化財が、木造高峰顕日坐像と木造無学祖元坐像という師弟の像、そして絹本著色の仏国国師像と仏応禅師像という同じ師弟の肖像画であることは、この寺が何を継いできたかをそのまま示している。仏国国師は高峰顕日の、仏応禅師は無学祖元の諡号である。 戦国末期には試練が訪れた。北条氏を大檀那とするこの寺を軍事拠点と見た豊臣方が火を放ち、伽藍は焼けた。数年のうちに再建されている。 そして元禄2年(1689)、松尾芭蕉が『おくのほそ道』の旅の途中、黒羽に滞在しているあいだにこの寺を訪ねた。目的は参拝そのものよりも、参禅の師であった仏頂和尚がかつて籠もった山居の跡を見ることにあった。そこで詠まれたのが「木啄も庵はやぶらず夏木立」である。啄木鳥でさえこの庵を突き崩さずにおいた、という句で、師の修行の跡がそのまま残されていたことへの感慨が読み取れる。境内には、仏頂和尚の「竪横の五尺にたらぬ草の庵むすぶもくやし雨なかりせば」と芭蕉の句を刻んだ碑が立つ。享和3年(1803)に建てられ、明治12年(1879)に再建されたものと伝わる。

見どころ・特徴

【山門】二層楼門、入母屋造、銅板葺。江戸時代前期の再建とみられ、大田原市指定有形文化財。二階は一室で、南側中央に桟唐戸が開き、北側の須弥壇に多数の仏像が並ぶ。屋根はかつてこけら葺きで、昭和30年代後半に銅板葺きへ改められた。
山門
山門

Σ64, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

仏殿と山門
仏殿と山門

wooboo, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

【国指定重要文化財の師弟像】木造高峰顕日坐像(像高82.5cm)と木造無学祖元坐像(像高85.9cm)。ともに鎌倉時代の作で、木造・彩色・玉眼。平成21年(2009)7月10日指定。絹本著色の仏国国師像・仏応禅師像も国指定重要文化財。ただし、いずれも非公開で通常は拝観できない。 【芭蕉と仏頂和尚の句碑】芭蕉の「木啄も庵はやぶらず夏木立」と、仏頂和尚の「竪横の五尺にたらぬ草の庵むすぶもくやし雨なかりせば」を刻む。享和3年(1803)建立、明治12年(1879)再建と伝わる。 【雲巌寺のスギ】大田原市指定天然記念物。 【禅の道場であること】現役の修行道場のため、一般の参拝者は堂内に入れない。重要文化財も非公開で、拝観できるのは境内と山門の外観にとどまる。展示を期待して訪ねると物足りないが、渓流沿いの山中に禅の道場が保たれてきた空気そのものが、この寺の見どころといえる。
作品ゆかり
松尾芭蕉『おくのほそ道』。元禄2年(1689)、黒羽滞在中に当寺を訪れ、「木啄も庵はやぶらず夏木立」の句を残した。
学び・特徴
主祭神
釈迦牟尼仏
社格
臨済宗妙心寺派。筑前の聖福寺、越前の永平寺、紀州の興国寺とともに日本の禅宗四大道場と称された。
創建
寺伝では大治年間(1126〜1131)に叟元和尚が開創。弘安6年(1283)に高峰顕日(仏国国師)が臨済宗の寺として開山した。
テーマ
禅寺紅葉文学ゆかり巨木・御神木
基本情報
住所
栃木県大田原市雲岩寺27
参拝時間
境内の参拝は自由。ただし雲巌寺は禅の修行道場であるため、一般の参拝者は堂内に入ることができない。国指定重要文化財の坐像・肖像画はいずれも非公開。 御朱印は書置きのみで、300円。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
JR那須塩原駅から大田原市営バス雲巌寺線で片道200円。 駐車場は台数に限りがあり、大田原市は公共交通機関の利用を案内している。紅葉期は特に混雑が見込まれる。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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