TabiShiri
寺 御朱印 桜川市

月山寺

がっさんじ

別名:曜光山月山寺

この寺について
桜川市の田園にひらけた天台宗の寺。延暦年間(782〜806年)に徳一(とくいつ)が開いたと伝わり、江戸時代には僧侶を育てる学問所「関東八檀林(かんとうはちだんりん)」のひとつとして栄えた。そのころの談議所を今に伝える書院は茨城県の指定文化財。庭園の紅葉と、寺宝を並べる月山寺美術館で知られる。

歴史・由来

この寺を読み解く鍵は、ここが長いあいだ「学校」だったことにある。 始まりは平安時代のはじめ、延暦年間(782〜806年)。法相宗(ほっそうしゅう)の僧・徳一(とくいつ)が、いまの桜川市上城のあたりに開いたと伝わる。延暦15年(796年)とする資料もある。徳一は東国の各地に寺を開いたことで知られる僧で、この寺もその足跡のひとつとされている。 法相宗の寺として十三代を重ねたのち、永享2年(1430年)、学僧の光栄阿闍梨(こうえいあじゃり)によって天台宗に改められた。この宗旨がえが、寺の性格を決めることになる。 関ヶ原の合戦のとき、十世・恵賢(えけん)が天海大僧正(てんかいだいそうじょう)とともに戦勝を祈った。天海は徳川家康の信頼があつかった天台宗の僧である。その功により、月山寺は徳川家から御朱印地六十石と格式十万石を与えられ、「関東八檀林」のひとつに定められた。檀林(だんりん)とは、僧侶が教えを学ぶ学問所のことである。関東の天台宗の僧たちが、ここで学んだ。 寛永3年(1626年)、火災で堂宇を失う。再建には笠間藩主・浅野長重(あさのながしげ)の援助を受けた。このとき談議所(だんぎしょ、学問の場)として建て直されたのが、いま境内に残る書院である。住まいのように簡素な建物だが、檀林の談議所がこの古い形のまま残る例は少なく、平成10年(1998年)に茨城県の指定文化財となった。 学びの場として積み上がった時間が、そのまま寺宝として残された。それを並べているのが、いまの月山寺美術館である。

見どころ・特徴

【書院】茨城県指定有形文化財。寛永3年(1626年)の火災のあと、僧侶が教えを学ぶ談議所(だんぎしょ)として建て直されたもの。桁行(けたゆき)17.3メートル、梁間(はりま)11.5メートル。飾り気のない住宅風の建物だが、天台宗の檀林の談議所がこの形のまま残る例は全国でも少ない。 【月山寺美術館】寺に伝わる仏画や仏像などの寺宝と、木村武山(きむらぶざん)ら地元ゆかりの画家の作品を収める。 【庭園と花ごよみ】本堂前の庭園は季節ごとに表情が変わる。3月下旬のコブシ、4月上旬の桜、4月下旬から5月上旬のツツジ、7月から8月のハスと花が続き、紅葉の見ごろは例年11月中旬。 【五葉の松】境内に、樹齢およそ700年と伝わる五葉(ごよう)の松が立つ。 【千手堂】本堂とは別に、千手観音を祀るお堂がある。 【元三大師坐像】秘仏で、年に一度、1月3日だけ開帳される。元三大師(がんざんだいし、慈恵大師)は平安時代の高僧で、厄除けの仏として信仰されてきた。寺によれば、この像を開帳するのは茨城県内ではここだけだという。 【訪ねかた】美術館まで見たいなら、公式サイトによれば平日のみの開館で予約が必要なので、日取りを決めたら早めに寺へ連絡しておきたい。花と紅葉を目当てにするなら、3月下旬から5月上旬と、11月中旬がねらい目である。
年中行事・お祭り
【元三大師御開帳(がんざんだいしごかいちょう)】例年1月3日。秘仏の元三大師坐像が、年に一度この日だけ開帳される。 【盂蘭盆施餓鬼会(うらぼんせがきえ)】例年8月8日。先祖と、飢えに苦しむ霊を供養する法要。 【盂蘭盆(うらぼん)】例年8月13日から16日。 【除夜法要】例年12月31日。境内の札所でお札・お守り・おみくじが授与される。 なお、本堂での法要への参加は檀信徒に限られています。開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
薬師如来
社格
天台宗。山号は曜光山(ようこうざん)、院号は見明星悟道院(けんみょうじょうごどういん)。江戸時代は関東八檀林(かんとうはちだんりん)のひとつで、徳川家から御朱印地六十石と格式十万石を与えられた。東国花の寺百ヶ寺の茨城5番札所、常陸七福神の布袋尊。書院は茨城県指定有形文化財。
創建
延暦年間(782〜806年)、法相宗の僧・徳一(とくいつ)が開いたと伝わる。延暦15年(796年)とする資料もある。永享2年(1430年)に天台宗へ改宗。
ご利益
厄除け健康・病気平癒
テーマ
桜紅葉庭園
この場所を巡る軸
基本情報
住所
茨城県桜川市西小塙1677
参拝時間
境内は午前8時から午後4時まで。拝観は無料です。 御朱印の受付も午前8時から午後4時まで。土曜・日曜・祝日は午後のみの受付になります。通常のもののほか、春限定・秋限定・布袋尊・縁の綱地蔵尊・厄除元三大師の御朱印があります。 併設の月山寺美術館は、公式サイトによれば大人500円・小人200円で、平日のみの開館・予約制です。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
JR水戸線の羽黒(はぐろ)駅から北へ徒歩約10分(約1キロ)。JR岩瀬駅からはタクシーで約10分。 車なら北関東自動車道の笠間西インターチェンジから約10分、または桜川筑西インターチェンジから約10分。駐車場は無料で、普通車200台・大型10台分あります。
公式サイト
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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