この神社について
京都ゑびす神社(きょうとえびすじんじゃ)は、京都市東山区にある、商売繁盛の神様として知られるゑびす様をまつる神社です。
地元の人びとからは「えべっさん」と呼ばれて親しまれています。
日本三大ゑびすの一つで、都七福神(みやこしちふくじん)まいりでは、ゑびす神の札所です。
建仁2年(1202)に、栄西(えいさい)が建仁寺(けんにんじ)を建てるとき、その鎮守(ちんじゅ・守り神)として祀(まつ)ったのが始まりと伝わります。
毎年1月8日から12日に行われる「十日ゑびす」は、京の年中行事の一つとして名高い祭りです。
歴史・由来
この神社を理解する鍵は、禅寺の鎮守として祀られたゑびす様が、商いの町・京都の人びとの「えべっさん」として根づいていった、という歩みです。
【創建】
京都市の資料や京都観光Naviによると、建仁2年(1202)に、栄西禅師(ぜんじ)が建仁寺を建てるとき、その鎮守としてゑびす神を祀りました。
建仁寺の公式サイトでは、同じ建仁2年に、将軍の源頼家(みなもとのよりいえ)が寺の土地を寄進し、栄西が開山(かいざん・寺を開いた僧)となったと伝えています。
都七福神まいりの公式サイトは、栄西が無事に帰国したのちにお祀りした言い伝えから、「旅ゑびす」とも呼ばれると紹介しています。
平成14年(2002)には、創建800年の記念の祭りが行われました。
【鎮守から、独立した神社へ】
創建のときは、建仁寺の鎮守でした。
現在は、建仁寺とは別の神社として、寺の西隣に鎮座しています。
【十日ゑびすの歴史】
十日ゑびすは、江戸時代にも盛んでした。
寛政11年(1799)に出された『都林泉名勝図会』には、建仁寺の門前に開かれた十日ゑびす祭のようすが描かれています。
日本三大ゑびす祭の一つとされ、京の年中行事として名高い祭りです。
【都七福神のゑびす様】
都七福神まいりは、京都の7つの社寺をめぐる七福神めぐりです。
京都ゑびす神社は、そのなかのゑびす神の札所で、商売繁盛の神様として紹介されています。
七福神のなかで、日本で生まれた神様は、ゑびす神だけとされます。
見どころ・特徴
【本殿の横の板】
本殿でお参りをしたあと、本殿の横の板を軽くたたいて、もう一度祈る習わしがあります。
ゑびす様は耳が不自由とされ、願いを聞き逃さないよう、板をたたいて知らせるためと伝わります。
【二の鳥居と福箕(ふくみ)】
二の鳥居は白川石(しらかわいし)でつくられ、単体の鳥居としては日本最大といわれています。
鳥居に飾られた福箕に、お賽銭が入ると願いがかなうと伝わります。
【授与品】
十日ゑびすの5日間は、商売繁昌・家運隆昌を願う「吉兆笹(きっちょうざさ)」が授与されます。
福俵、福箕、福熊手、福鯛、宝船などの縁起物もあります。
干支の絵馬は、宮司が原画を描いたものです。
【都七福神まいり】
京都ゑびす神社は、都七福神のゑびす神の札所です。
ほかの札所は、松ヶ崎大黒天(まつがさきだいこくてん・妙円寺)、東寺(とうじ)、六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)、赤山禅院(せきざんぜんいん)、革堂(こうどう・行願寺)、黄檗山萬福寺(おうばくさんまんぷくじ)です。
【建仁寺とあわせて】
神社は、建仁寺の西隣にあります。
建仁寺は、京都五山の第三位として、厚い保護を受けた禅寺です。
神社の由来を知ったうえで、建仁寺とあわせて歩くと、ゑびす様が寺の鎮守だった歴史を感じられます。
【訪ねかた】
十日ゑびすの日は、夜通し門が開いている日もあります。
境内には、参拝者用の駐車場がないとする案内が多いため、電車やバスでお出かけになると安心です。
年中行事・お祭り
【歳旦祭(さいたんさい)】1月1日
【十日ゑびす大祭】例年1月8日から12日
8日は招福祭、9日は宵ゑびす祭、10日は十日ゑびす大祭、11日は残り福祭、12日は撤福祭です。
9日と10日は、夜通し門が開きます。
11日には、祇園町と宮川町の舞妓さんが、福笹を授与します。令和8年は、祇園町が14時から16時、宮川町が20時から22時でした。
【節分祭】例年2月
【例大祭(れいたいさい)・神幸祭】例年5月第3日曜日
【夏越の大祓(なごしのおおはらえ)】例年6月30日
【名刺感謝祭】例年9月
【二十日ゑびす大祭(ゑびす講)】例年10月19日・20日
【お火焚祭(おひたきさい)】例年11月16日
【大祓式・除夜祭】12月31日
十日ゑびす以外は、公式サイトの年間行事のページを直接確認できていません。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
八代事代主大神大国主大神少彦名神
社格
日本三大ゑびすの一つ。都七福神のゑびす神の札所。
創建
建仁2年(1202)、栄西が建仁寺を建てるにあたり、その鎮守として祀ったと伝わる。
ご利益
商売繁盛
テーマ
七福神
この場所を巡る軸
めぐりコース
基本情報
住所
京都府京都市東山区小松町125
参拝時間
境内は、朝9時ごろから17時ごろまで参拝できます(朝8時30分からとする案内もあります)。
ご祈祷は予約制です。受付の時間は、公式サイトでご確認ください。
十日ゑびすの期間は、夜通し門が開く日があります。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
京阪電車の祇園四条駅から、徒歩約6分です。
阪急電車の京都河原町駅から、徒歩約8分です。
市バスの「四条京阪前」または「河原町松原」から、徒歩約5分です。
境内には、参拝者用の駐車場がないとする案内が多いため、公共交通機関でのお出かけがおすすめです。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
記録を確認中...