
この神社について
報徳二宮神社は、小田原出身の二宮尊徳(にのみやそんとく)、通称「二宮金次郎」を御祭神としてまつる神社です。小田原城址公園の中にあり、明治27年(1894年)に創建されました。薪(たきぎ)を背負って本を読む少年の姿で知られる金次郎の像が、境内にあります。ご祈祷では、学業成就や合格祈願なども受け付けています。
歴史・由来
祭神は二宮尊徳(にのみやそんとく)翁です。通称の二宮金次郎の名で知られ、江戸時代の後期に、傾いた家や村の立て直しに力を尽くした人です。

二宮金次郎像
【尊徳の歩み】
天明7年(1787)7月23日、相模国(さがみのくに)の栢山村(いまの小田原市栢山)の農家に生まれました。5歳のとき、酒匂川(さかわがわ)の洪水で田の大半を失い、14歳で父を、16歳で母を亡くして、一家はばらばらになります。伯父の万兵衛(まんべえ)の家で暮らしながら学び、夜に本を読んで灯りの油がもったいないと言われると、自分で菜種(なたね)を育てて油をとり、学び続けたと伝わります。のちに田畑を買い戻して家を立て直し、小田原藩の家老・服部家(はっとりけ)の家計の立て直しも任されました。
【報徳の教え】
藩主の大久保忠真(おおくぼただざね)の命を受けて、下野国(しもつけのくに)の桜町領(さくらまちりょう)の復興に取り組み、のちには六百を超える村で同じような立て直しを進めました。その考え方が「報徳」です。収入に合わせて暮らしの枠を決める分度(ぶんど)を守り、小さな努力を積み重ねれば大きな成果になる(積小為大、せきしょうよだい)、と説きました。尊徳は安政3年(1856)10月20日に亡くなりました。
【神社の創建】
明治27年(1894)、尊徳の教えを受けついだ6つの国の報徳社の人たちの思いが集まり、故郷の小田原に神社が創建されました。創建の中心になったのは、尊徳の弟子の福住正兄です。明治42年には本殿と幣殿(へいでん)が新しく建てられ、拝殿も改築されて、今の神苑のすがたが整いました。平成6年(1994)には創建百年の祭りが行われました。
【金次郎像のはなし】
薪を背負って本を読む少年の姿は、明治24年に出された幸田露伴(こうだろはん)の『二宮尊徳翁』の挿絵が最初とされています。

見どころ・特徴
【二宮金次郎像】
境内の少年像は昭和3年(1928)に寄進されたブロンズ像で、高さはちょうど1メートルです。同じ像は全国の小学校に約千体つくられましたが、戦時中の金属の供出(きょうしゅつ)で失われ、現存するのはこの一体だけとされています。
【拝殿の礎石】
拝殿の礎石(そせき、柱の土台の石)には、天保(てんぽう)の大飢饉(だいききん)のときに尊徳が小田原城内の米蔵を開いた、その米蔵の礎石が使われています。
【二宮尊徳翁像】
報徳学園の創立100周年を記念してつくられた10体のうちの1体で、平成21年(2009)に寄贈され、平成22年に除幕式が行われました。
【石碑】
神苑には、報徳の研究と実践に生涯をささげた佐々井信太郎の歌碑と、創建の中心人物だった福住正兄の頌徳碑(しょうとくひ)があります。
【神池の錦鯉】
神池には錦鯉(にしきごい)が泳いでいます。授与所で鯉のえさを買えます(冬季は販売していません)。
【祈祷殿】
かつて宝物殿だった建物で、土日祝日は臨時の御朱印所になります。
【報徳博物館】
小田原市南町には、尊徳の思想と業績を紹介する報徳博物館があります。祈祷殿に収められていた品々は、この博物館で展示されています。
【参拝のあとに】
小田原城址公園を歩きながら、小田原の歴史にふれるのもおすすめです。
年中行事・お祭り
【例祭】例年4月15日 午前11時
明治27年に社殿が創建された日を記念する、一年でもっとも大切なお祭りです。
【夏越の大祓(なごしのおおはらえ)】例年6月30日 午後5時30分
日々の罪やけがれを祓います。6月下旬から茅の輪(ちのわ)が設けられ、自由にくぐれます。
【神徳景仰祭(しんとくけいこうさい)】例年10月の第1水曜日 午前11時
秋の恵みと二宮尊徳翁のご神徳に感謝します。
【師走の大祓・除夜祭(じょやさい)・古札焼納祭(ふるふだしょうのうさい)】12月31日 午後3時
一年のけがれを祓い、一年の無事に感謝し、古いお札やお守りを焚き上げます。
【歳旦祭(さいたんさい)】1月1日 午前6時
新年を祝います。
【筆まつり】1月2日 午後1時
古くなった筆をお祓いして焚き上げます。
【建国祭】2月11日
建国記念の日に行われます。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
二宮尊徳翁
社格
別表神社
創建
明治27年(1894年)。例祭の4月15日は、このとき社殿が創建された日にちなみます。
ご利益
学業・合格出世・仕事商売繁盛
基本情報
住所
神奈川県小田原市城内8-10
参拝時間
【境内】午前6時に開門します。閉門は、夏は午後6時、冬は午後5時です。夜間は参拝できません。悪天候のときは変わることがあります。
【授与所(お守り・お札)】平日は午前9時から午後4時、土日祝日は午前9時から午後4時30分です。
【御朱印】授与所と同じ時間です。書き置きもあります。土日祝日は祈祷殿が臨時の御朱印所になります。
【ご祈祷】午前9時から午後4時まで(最終受付は午後3時30分)です。事前の予約が優先されます。
夏と冬の切り替え時期や最新の時間は、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
小田原駅(JR・小田急・箱根登山鉄道・伊豆箱根鉄道)の東口から、小田原城を通って徒歩約15分、お堀端通り経由で約20分です。車では、西湘バイパスの小田原ICから約2.5km(約5分)、小田原厚木道路の荻窪ICから約3km(約5分)、東名高速の大井松田ICから約11km(約30分)です。境内の駐車場には限りがあり、満車のときは近くの有料駐車場をご利用ください。駐車後20分は無料で、1件5,000円以上のご祈願をした方には、1時間分のサービス券が渡されます。混み合うのは午前10時ごろから午後1時ごろです。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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