TabiShiri
神社 御朱印 京都市上京区

北野天満宮

きたのてんまんぐう

京都府・京都市上京区の神社「北野天満宮」

Motokoka, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

この神社について
菅原道真を祀る全国天満宮の総本社の一つ。学問の神として受験生に人気。梅の名所。

歴史・由来

北野天満宮を理解する鍵は、「学問の神様」として知られる菅原道真公(すがわらのみちざねこう)が、なぜ京都の人々にこれほど篤く祀られてきたかにある。 道真公は平安時代の学者・政治家で、右大臣にまで昇ったが、藤原氏との政争に敗れて大宰府(だざいふ、現在の福岡県)に左遷され、延喜3年(903年)に現地で亡くなった。その後、都では落雷や疫病、政敵の急死が相次ぎ、人々は「道真公の怨霊(おんりょう)による祟り」と恐れた。朝廷は延喜23年(923年)、道真公の官位を右大臣に戻し、正二位(しょうにい)を追贈して名誉を回復させたが、それでも異変は収まらなかった。 こうした中、天暦元年(947年)、道真公を祀る社殿がこの北野の地に建てられたのが、北野天満宮のはじまりである。以来、朝廷や武家から篤い崇敬を受け、永延元年(987年)には一条天皇の勅使が遣わされて「北野天満大自在天神」の神号が贈られ、天正年間には豊臣秀吉がこの境内で「北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)」という壮大な茶会を催した。現在の本殿(国宝)は、秀吉の子・豊臣秀頼(とよとみひでより)によって慶長12年(1607年)に建てられたもので、本殿と拝殿を「石の間」でつなぐ独特の構造は「八棟造(やつむねづくり)」と呼ばれ、後の権現造(ごんげんづくり)建築の原型になったとされる。 時代が下ると道真公の祟りへの恐れは薄れ、かわって「学問の神様」としての信仰が広まった。今も受験シーズンには、合格を祈願する受験生の姿が絶えない。

見どころ・特徴

【国宝の本殿】 現在の本殿・石の間・拝殿・楽の間は、慶長12年(1607年)に豊臣秀頼が建てたもので、まとめて国宝に指定されている。本殿と拝殿を「石の間」でつなぐ「八棟造(やつむねづくり)」と呼ばれる構造は、桃山時代の建築を代表する遺構とされ、後の権現造(ごんげんづくり)神社建築のもとになったといわれる。 【2000本の梅】 境内には約2000本の梅の木があり、なかでも梅苑「花の庭」は必見。道真公は生前とても梅を愛したと伝えられ、梅は北野天満宮のシンボルになっている。例年2月上旬から3月下旬にかけて見頃を迎える。 【天神市】 毎月25日は道真公の誕生日と命日にちなむ縁日「天神市」が開かれ、境内には骨董品や工芸品、飲食の露店がおよそ1000軒並ぶ。京都でも指折りの規模の市として知られ、1月25日の「初天神」は特に多くの人でにぎわう。 【御土居ともみじ苑】 境内西側には、豊臣秀吉が京都の周囲に築かせた土塁「御土居(おどい)」の一部が今も残っており、史跡に指定されている。紙屋川(かみやがわ)沿いのもみじ苑として、例年秋に公開され、夜間はライトアップも行われる。 【訪ねかた】 境内は自由に拝観できるが、梅苑やもみじ苑など特別公開エリアは有料・期間限定なので、訪れる時期によって見られる景色が大きく変わる。毎月25日は多くの参拝者と露店でにぎわうぶん混み合うので、静かに参拝したい人は別の日を選ぶとよい。
年中行事・お祭り
【初天神(はつてんじん)】毎年1月25日 その年最初の天神市。合格祈願をする受験生でにぎわう。 【梅花祭(ばいかさい)】毎年2月25日 道真公の命日にあたる祭典。梅の枝を神前に供え、上七軒(かみしちけん)の芸妓・舞妓による野点(のだて)の茶会も催される。 【梅苑「花の庭」公開】例年2月上旬から3月下旬ごろ 境内の梅苑が公開され、期間中は夜間ライトアップも行われる。 【曲水の宴(きょくすいのえん)】例年3月上旬 平安時代の遊びを再現した神事で、小川に流れる盃が目の前を通り過ぎるまでに和歌や漢詩を詠む。 【史跡御土居の青もみじ公開】例年4月から6月ごろ 新緑の御土居ともみじ苑が公開される。 【御手洗祭(みたらしまつり)・七夕祭】例年8月上旬 無病息災を祈る夏の行事。 【例祭(北野祭)】毎年9月4日 北野天満宮でもっとも重要な祭典。 【ずいき祭 神幸祭・還幸祭】例年10月1日から5日ごろ 野菜や乾物で飾った「ずいき神輿」が氏子地域を巡行する、秋の収穫を感謝する祭り。 【史跡御土居のもみじ苑公開・ライトアップ】例年10月末から12月上旬ごろ 紅葉した御土居ともみじ苑が公開され、11月中旬以降は夜間ライトアップも行われる。 【天神市】毎月25日 道真公にゆかりの縁日。骨董品や工芸品などの露店がおよそ1000軒並び、夜には石灯籠・釣灯籠にも明かりがともる。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

ゆかりの食・参道の名店1 件
  • 長五郎餅(ちょうごろうもち)

    天正15年(1587年)、豊臣秀吉が北野天満宮で催した「北野大茶湯」で、河内屋長五郎(かわちやちょうごろう)という人物が献上した餅を秀吉が気に入り、その名を餅の名として許したと伝えられる。やわらかな餅であんを包んだ素朴な和菓子で、今も境内茶店で味わうことができる。ただし販売日は毎月25日の天神市の日を中心に限られているので、訪れる前に確認するとよい。

※ 営業時間・定休日は変わることがあります。各店の公式情報でご確認ください。

学び・特徴
主祭神
菅原道真公
社格
二十二社(下八社)の一社で、旧社格は官幣中社(かんぺいちゅうしゃ)。現在は別表神社(べっぴょうじんじゃ)。
創建
947年(天暦元年)
ご利益
学業・合格厄除け出世・仕事
テーマ
梅紅葉
基本情報
住所
京都府京都市上京区馬喰町
参拝時間
開門は7時から17時まで(もみじ苑のライトアップ期間や正月は夜間も開門)。社務所・授与所の受付は9時から16時30分まで。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
京福電鉄(嵐電)「北野白梅町」駅から徒歩5分。市バスは「北野天満宮前」で下車してすぐ(JR京都駅からは50系統で約35分、地下鉄「今出川」駅からは51・203系統で約15分)。参拝者用の駐車場があるが、毎月25日の縁日の日は使用できないので、その日は公共交通機関を利用するとよい。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

記録を確認中...