この寺について
大野寺(おおのでら)は、奈良県宇陀市室生区にある真言宗室生寺派の寺院で、山号は楊柳山(ようりゅうざん)です。「弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)の寺」の通称で知られ、宇陀川(うだがわ)をはさんだ対岸の岩壁に刻まれた弥勒菩薩(みろくぼさつ)の磨崖仏(国の重要文化財、鎌倉時代)は、日本最大級の規模を誇ります。境内の枝垂れ桜(しだれざくら、樹齢約300年)が磨崖仏と並んで咲く4月上旬の風景でも知られています。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、対岸の岩壁に刻まれた巨大な弥勒菩薩の磨崖仏にある。
寺伝によれば、白鳳9年(681年)に修験道(しゅげんどう)の祖・役行者(えんのぎょうじゃ、役小角〈えんのおづの〉)が開いたと伝わる。その後、天長元年(824年)、弘法大師空海(くうかい)が室生寺(むろうじ)を開いたのにあわせてこの地に堂宇を建て、本尊として弥勒菩薩を安置し、「慈尊院弥勒院(じそんいんみろくいん)」と称したのが、史実に近い始まりとされている。
大野寺の名を広く知らしめているのが、宇陀川をはさんだ対岸の岩壁に刻まれた弥勒磨崖仏である。興福寺(こうふくじ)の僧・雅縁(がえん)が発願し、承元元年(1207年)に工事が始まり、承元3年(1209年)、後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)が臨席するもとで開眼供養(かいげんくよう)が行われたと伝わる。像高(ぞうこう、仏像本体の高さ)は11.5メートルで、光背(こうはい)を含む彫り込み部分は約13メートルにおよぶとされ、日本の磨崖仏としては最大級の規模を誇る。国の重要文化財に指定されている。
境内の枝垂れ桜(品種は小糸枝垂桜〈こいとしだれざくら〉、樹齢約300年)は、対岸の磨崖仏とともに眺められることから、4月上旬の花見の名所としても親しまれている。
年中行事・お祭り
【桜の見頃】例年4月上旬ごろ、境内の枝垂れ桜が見頃を迎え、対岸の弥勒磨崖仏とあわせて楽しめます。
見頃の時期は年によって変わります。お出かけ前に必ず公式サイトなどでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
弥勒菩薩
社格
真言宗室生寺派、山号は楊柳山
創建
白鳳9年(681年)、役行者開創の伝承。天長元年(824年)、弘法大師空海が室生寺開創にあわせて堂宇を建立。
テーマ
桜磨崖仏
基本情報
住所
奈良県宇陀市室生区大野1680
参拝時間
9時から17時までです。11月から3月は16時までとなります。拝観料は大人300円、高校生以下は無料です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
近鉄大阪線「室生口大野」駅から徒歩約7分です。無料駐車場があります(数台程度)。近隣の室生寺とあわせて訪ねる人も多い立地です。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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