この寺について
大阪府泉佐野市の山あいにある、真言宗犬鳴派(しんごんしゅういぬなきは)の大本山です。修験道(しゅげんどう)の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたと伝わり、大峰山(おおみねさん)より早く開かれたことから「元山上(もとさんじょう)」と呼ばれます。本尊は倶利伽羅大龍不動明王(くりからだいりゅうふどうみょうおう)。主人を守って命を落とした犬の「義犬伝説」が山の名の由来です。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、「修験者の修行の山」と「主人思いの犬の物語」という二つの顔にあります。
【役行者による開山】寺の伝えによれば、斉明天皇(さいめいてんのう)7年(661年)、28歳の役行者がこの山を開きました。このとき倶利伽羅大龍不動明王が現れ、これを本尊にしたといいます。大峰山より6年早く開かれたことから、「元山上」と呼ばれるようになりました。
【葛城二十八宿】役行者は法華経(ほけきょう)の二十八の章を山々に納め、28か所の修行の場を定めたと伝わります。これが「葛城二十八宿(かつらぎにじゅうはっしゅく)」で、山の中の滝や岩、お堂がそれぞれの修行の場にあたります。
【七宝瀧寺の名】山の中には大小48の滝があり、そのうち代表的な七つの滝に弘法大師(こうぼうだいし)が金や銀などの七つの宝を祀ったと伝わります。のちに淳和天皇(じゅんなてんのう)が「七宝瀧寺」と名づけたとされます。
【義犬伝説】寛平(かんぴょう)2年(890年)3月、紀伊国(きいのくに)の猟師がこの山で狩りをしていると、連れていた犬が激しく吠え続けました。怒った猟師が犬の首を切ると、その首は木の上の大蛇にかみつき、主人を守って死んだといいます。この話を聞いた宇多天皇(うだてんのう)が、山の名を「一乗鈴杵ヶ岳(いちじょうれいしょがたけ)」から「犬鳴山」に改めたと伝わります。
【今に続く修験の寺】昭和25年(1950年)、真言宗犬鳴派が開かれ、この寺がその大本山となりました。今も山伏(やまぶし)の修行の場として受け継がれています。
見どころ・特徴
【行者の滝】修験者が滝に打たれて修行する滝です。一般の人も、寺の一日修行体験で滝行(たきぎょう)に参加できます。見学には維持管理費として100円が必要です。
【四十八滝と七宝の滝】山の中には大小48の滝があり、両界の滝・塔の滝・弁天の滝など代表的な七つの滝は「七瀑(しちばく)」と呼ばれます。
【義犬の墓】主人を守った犬を弔う墓があり、山の名の由来となった物語を今に伝えています。
【渓谷の自然】犬鳴川の渓谷は「大阪みどりの百選」に選ばれています。新緑や紅葉の季節がとくに美しい場所です。
【犬鳴山温泉】ふもとには温泉街があり、日帰りで入れる施設もあります。お参りのあとに立ち寄るのもおすすめです。
【訪ねかた】バス停から寺まではおよそ25分、渓谷沿いの山道を歩きます。歩きやすい靴で出かけましょう。
年中行事・お祭り
【友ヶ島入峯修行護摩供】例年10月11日
友ヶ島(ともがしま)での入峯修行(にゅうぶしゅぎょう)にあわせた護摩供(ごまく)です。
このほか、彼岸法要や新緑の季節の山伏祭りなども行われます。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
倶利伽羅大龍不動明王
社格
真言宗犬鳴派 大本山/葛城二十八宿修験道根本道場
創建
寺伝では斉明天皇7年(661年)、役行者の開基と伝わる。
ご利益
心願成就
テーマ
修験道滝温泉
基本情報
住所
大阪府泉佐野市大木8
参拝時間
8時から16時30分まで。行者の滝の見学には維持管理費として100円が必要です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
南海本線「泉佐野駅」またはJR阪和線「日根野駅」から南海バス「犬鳴山」行きで終点下車、徒歩約25分。車の場合は泉佐野粉河線から犬鳴林道へ入り約1.5km。駐車場あり(約50台、本堂下の林道沿い)。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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