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神社 御朱印式内社(讃岐国阿野郡)/旧郷社 坂出市

神谷神社

かんだにじんじゃ

この神社について
讃岐国阿野郡の式内社。火の神・火結命と竈の神である奥津彦命・奥津姫命を祀る。本殿は建保7年(1219年)の建立で、建築年代が判明している神社本殿としては日本最古、現存する三間社流造としても最古の遺構にあたり、国宝に指定されている。2022年の落雷で屋根を焼損したが、2025年9月に修復が完了した。

歴史・由来

この社を理解する鍵は、火の神を祀る社が火に焼かれた、という一点にある。 【竈の三神】祀られているのは火結命、奥津彦命、奥津姫命。火そのものと、その火を扱う竈を司る三柱である。五色台の白峯山の麓、神谷と呼ばれる谷あいに鎮座し、社殿の裏山には影向石と呼ばれる磐座がある。弥生時代の祭祀跡とみられており、社殿が建つよりはるか前から、この谷が祈りの場であったことを示している。 【式内社として】社伝によれば、弘仁3年(812年)に空海の叔父にあたる阿刀大足が社殿を造営し、相殿に春日四神を勧請したという。国史にも名が見え、貞観7年(865年)に従五位上、貞観10年(868年)に正五位下を授けられた。延喜5年(905年)の『延喜式』神名帳には、讃岐国阿野郡の「神谷神社」として載る。 【1219年の本殿】現在の本殿は、建保7年(1219年)に荘官の刑部正長が再建したものである。この年代は推測ではない。化粧棟木の下端に残る墨書によって、建立年が文字で確定している。建築年代の明らかな神社本殿としては日本で最も古く、三間社流造の現存最古例でもある。明治37年(1904年)に旧国宝、昭和30年(1955年)2月2日に国宝に指定された。 【焼けた屋根】拝殿は昭和2年(1927年)に火災で焼け、昭和3年から5年にかけて建て直された。そして令和4年(2022年)9月27日、本殿に雷が落ちる。檜皮葺の屋根を中心に約50平方メートルが焼損した。800年を生き延びた建物が、火の神を祀っているがゆえに、火で失われかけたことになる。 修理は令和5年(2023年)10月に始まり、約2年をかけて令和7年(2025年)9月に完了した。事業費はおよそ1億6000万円。檜皮葺の屋根はすべて葺き替えられ、屋根まわりの約8割に手が入った。このとき、初めて避雷針が設けられている。

見どころ・特徴

【本殿(国宝)】建保7年(1219年)建立。桁行三間・梁間二間、檜皮葺の三間社流造。高さ1.5mほどの乱石積の基壇の上に礎石を置いて建つ。身舎は円柱に舟肘木、向拝は角柱に三斗組。ヤリガンナで仕上げた丸柱、面取りされた向拝の角柱など、鎌倉前期の手法がそのまま残る。建立当時の材が大部分そのまま使われている点でも価値が高い。 【建築年が分かる日本最古の神社本殿】化粧棟木の下端に建保七年の墨書があり、建立年が文字で確定している。「最古級」ではなく「最古」と言い切れる根拠がここにある。 【木造随身立像(国指定重要文化財)】本殿と同時期に造られた随身像2体。神像は社殿の奥深くに秘されることが多く、鎌倉前期の作が伝わること自体が貴重とされる。 【影向石】社殿裏の山中にある磐座。弥生時代の祭祀跡と推測されている。社殿の建つ前からこの谷が祭りの場であったことを物語る。 【2025年に修復を終えた屋根】令和4年(2022年)の落雷で焼損した檜皮葺の屋根は、約2年の工事を経て令和7年(2025年)9月に修復が完了した。葺き替えられたばかりの檜皮の色を見られるのは、いまの数年だけである。 【静かな谷の社】観光地化された社ではない。参道は短く、社殿以外に見るものは多くない。ただ、神谷川のせせらぎと杉木立のなかに、800年前の建物がそのまま立っている。その一点のために訪ねる場所である。
年中行事・お祭り
【例大祭】例年10月。浦安の舞と獅子舞が奉納されます。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
火結命奥津彦命奥津姫命
社格
式内社(讃岐国阿野郡)/旧郷社
創建
弘仁3年(812年)に阿刀大足が社殿を造営したと社伝が伝える。現在の本殿は建保7年(1219年)の再建
ご利益
家内安全
テーマ
国宝
基本情報
住所
香川県坂出市神谷町621
参拝時間
境内は参拝自由。 本殿は瑞垣に囲まれており、通常は間近まで立ち入ることができません。坂出市が実施するまちあるき観光などの機会に見学できる場合があります。 御朱印は授与所にて。直書きを希望される場合は、参拝前に社務所へご連絡ください。オリジナルの御朱印帳も頒布されています。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【電車・車】JR予讃線「坂出」駅から車で約15分。 【車】瀬戸中央自動車道「坂出IC」から約9km。 【駐車場】あり。台数は未確認のため、団体の場合は事前にご確認ください。 【徒歩】五色台・白峯山の登山口にあたる位置に鎮座しています。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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