TabiShiri
寺浄土宗の寺。本尊の釈迦如来立像は国宝。 京都市右京区

清凉寺

せいりょうじ

この寺について
清凉寺(せいりょうじ)は、京都市右京区嵯峨にある浄土宗の寺で、「嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)」の名で親しまれています。 中国から伝わった国宝の釈迦如来立像を本尊とし、平安時代の貴族・源融(みなもとのとおる)の山荘にさかのぼる歴史を持ちます。

歴史・由来

清凉寺を理解する鍵は、平安貴族の山荘から始まった寺が、中国から来た釈迦像を迎えたことで、「嵯峨釈迦堂」として人々の信仰を集める寺になった、という歩みです。 寺の前身は、嵯峨天皇の皇子・源融(みなもとのとおる)の山荘「棲霞観(せいかかん)」です。のちに棲霞寺(せいかじ)という寺になり、寛平8年(896)ごろに阿弥陀三尊像が安置されました。源融は『源氏物語』の光源氏のモデルの一人ともいわれます。 平安時代の終わり近く、東大寺の僧・奝然(ちょうねん)が中国の宋にわたり、釈迦像の模刻を日本へ持ち帰りました。もとの像はインドから中国に伝わったもので、奝然が持ち帰った像は、インド、中国、日本と三つの国を経た「三国伝来」の釈迦像として知られます。 弟子の盛算(せいさん)が、この像を棲霞寺の釈迦堂に安置し、寺は清凉寺と呼ばれるようになりました。その後は棲霞寺にかわって清凉寺が栄え、室町時代には融通念仏の道場として知られるようになり、浄土宗の寺に落ち着きました。 本尊の釈迦如来立像は、985年に中国の台州の開元寺で造られたとされます。縄のような形の髪、両肩を覆う衣、平行に流れる衣のひだなどが特徴で、同じ形の像は「清凉寺式」と呼ばれ、日本各地に広まりました。 像の内部からは、絹で作られた五臓六腑(ごぞうろっぷ)の模型などが見つかっています。 現在の本堂(釈迦堂)は、元禄16年(1703)に完成したものです。

見どころ・特徴

【本尊の釈迦如来立像】 本堂(釈迦堂)に安置されている国宝の仏像です。清凉寺式と呼ばれる独特の姿と、内部に納められた絹製の五臓六腑の模型で知られます。 【霊宝館の阿弥陀三尊像】 源融ゆかりの旧棲霞寺の本尊で、国宝です。霊宝館に安置され、春(4月・5月)と秋(10月・11月)の特別公開の期間に拝観できます。 【嵯峨大念仏狂言】 清凉寺の狂言堂で演じられる無言劇で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。 【境内の景色】 本堂と庫裏をつなぐ渡り廊下からは、モミジの景色を額縁の絵のように眺められます。池に面した弁天堂も、紅葉の名所として知られます。多宝塔のまわりにもモミジが植えられています。
年中行事・お祭り
【お松明】例年3月15日。 【御身拭式(おみぬぐいしき)】例年4月19日。本尊を拭き清める行事です。 【嵯峨大念仏狂言】例年4月中旬の土曜日と日曜日。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
宗派・寺格
浄土宗の寺。本尊の釈迦如来立像は国宝。
創建
前身は源融の山荘「棲霞観」で、のちに棲霞寺となった。平安時代の終わり近くに、奝然が中国から持ち帰った釈迦像を弟子の盛算が棲霞寺の釈迦堂に安置し、清凉寺と号した。
基本情報
住所
京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
参拝時間
拝観は9時から16時とされています。4月・5月・10月・11月は16時30分までとされています。本堂・庭園の拝観料は500円とされています。霊宝館は春と秋の特別公開の期間に開きます。時間や料金は変更される場合があるため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」から徒歩約15分。有料の駐車場があります。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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