この寺について
常寂光寺(じょうじゃっこうじ)は、嵯峨野の小倉山(おぐらやま)にある日蓮宗(にちれんしゅう)の寺です。慶長年間(1596〜1614)に日禛(にっしん)上人が開き、境内には200本あまりのカエデがあって、紅葉と青もみじで知られています。国の重要文化財の多宝塔(たほうとう)、桃山城の客殿を移したと伝わる本堂、藤原定家(ふじわらのさだいえ)の山荘跡と伝わる時雨亭跡(しぐれていあと)などが見どころです。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、「世間のしがらみから離れて修行する場所として開かれた」という点です。
開いたのは日禛(にっしん)上人です。永禄4年(1561)に生まれ、日蓮宗の大本山・本圀寺(ほんこくじ)の第16世をつとめた人で、慶長年間(1596〜1614)に小倉山にしりぞいて、常寂光寺を開いたとされます。
日禛が本圀寺を離れた背景には、豊臣秀吉が方広寺(ほうこうじ)の大仏殿で行わせた千僧供養(せんそうくよう)をめぐる宗派の分裂があったと伝えられます。日禛は、他宗の人から施しを受けず、また施しもしないという「不受不施(ふじゅふせ)」の立場を守ったとされます。
この地には、もともと歌人の藤原定家の山荘「時雨亭(しぐれてい)」があったと伝わります。本堂は、小早川秀秋(こばやかわ ひであき)の助力で、伏見城(桃山城)の客殿を移したものと伝えられます。
元和2年(1616)には、本圀寺の客殿の南門を移して仁王門としました。多宝塔は元和6年(1620)8月の建立です。
見どころ・特徴
【多宝塔(たほうとう)】元和6年(1620)8月の建立で、高さ約12m、檜皮葺(ひわだぶき)の塔です。国の重要文化財に指定されています。
【本堂】小早川秀秋の助力で、伏見城(桃山城)の客殿を移したものと伝わります。
【仁王門】元和2年(1616)に本圀寺の客殿の南門を移した、茅葺(かやぶき)の門です。仁王像は運慶(うんけい)作と伝わります。
【時雨亭跡・歌遷祠(かせんし)】藤原定家の山荘「時雨亭」の跡と伝わる場所に、石碑と、定家をまつる祠があります。
【紅葉と青もみじ】境内にはカエデが200本あまりあり、例年11月中旬〜下旬が紅葉の見ごろです。新緑のころの青もみじも楽しめます。
学び・特徴
宗派・寺格
日蓮宗。山号は小倉山。本山は本圀寺(ほんこくじ)。
創建
慶長年間(1596〜1614)、本圀寺第16世の日禛上人が開創。
テーマ
紅葉・庭園藤原定家
基本情報
住所
京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
参拝時間
9時〜17時(受付は16時30分まで)、無休。
拝観料は大人600円、小学生200円(公式サイトの表記)。ほかの情報では大人500円とするものもあるため、お出かけ前に公式サイトでご確認ください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR山陰本線「嵯峨嵐山」駅から徒歩約15分。
嵐電(京福電鉄)「嵐山」駅から徒歩約20分。
JR京都駅から市バス28系統で「嵯峨小学校前」下車、徒歩約15分。
無料の駐車場があります(5台)。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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