この寺について
高台寺(こうだいじ)は、豊臣秀吉(とよとみひでよし)の妻・北政所(きたのまんどころ)、ねねが、秀吉の菩提(ぼだい)を弔うために建てた寺です。臨済宗建仁寺派(りんざいしゅうけんにんじは)に属し、庭園は国の史跡・名勝に指定されています。霊屋(おたまや)の堂内を飾る「高台寺蒔絵(こうだいじまきえ)」で知られ、春と秋には夜間特別拝観(ライトアップ)が行われます。
歴史・由来
高台寺を理解する鍵は、「秀吉を弔うために、ねねが願って建てた寺」という点です。
【ねねと秀吉】
ねねは北政所とよばれた秀吉の正室で、のちに出家して高台院(こうだいいん)と名のりました。秀吉の死後、その冥福(めいふく)を祈る寺を建てることを願いました。
【寺の創建】
高台寺は、慶長11年(1606)に創建されたとする資料が多く、慶長10年(1605)とする資料もあります。徳川家康(とくがわいえやす)の支援を受けて建てられ、京都所司代(きょうとしょしだい)の板倉勝重(いたくらかつしげ)が工事の責任者を務めました。伏見城(ふしみじょう)の建物が移されたとも伝わります。
【宗派と開山】
はじめは曹洞宗(そうとうしゅう)の寺でしたが、のちに臨済宗の寺となり、三江紹益(さんこうじょうえき)が開山(かいさん、最初の住職)となりました。現在は臨済宗建仁寺派に属し、本尊は釈迦如来(しゃかにょらい)です。
【ねねの晩年】
ねねは、寛永元年(1624)に亡くなりました。高台寺の塔頭(たっちゅう、境内にある小さな寺)の圓徳院(えんとくいん)が、晩年の住まいだった場所と伝わります。
【桃山の美を伝える寺】
霊屋や開山堂は、慶長10年(1605)に建てられた重要文化財です。霊屋の堂内には、金の平蒔絵(ひらまきえ)で秋草などを描いた「高台寺蒔絵」が使われています。
見どころ・特徴
【霊屋(おたまや)】
慶長10年(1605)に建てられた重要文化財です。堂内の装飾には、桃山時代の様式を伝える高台寺蒔絵が使われています。
【高台寺蒔絵(こうだいじまきえ)】
金の平蒔絵を中心に、秋草などを絵のように描くのが特徴です。ねねと秀吉にゆかりのある、桃山時代の美を伝えるものです。
【高台寺庭園】
国の史跡・名勝に指定された池泉回遊式(ちせんかいゆうしき、池のまわりを歩いて楽しむ形)の庭園で、小堀遠州(こぼりえんしゅう)が作庭したと伝わります。紅葉の名所としても知られます。
【傘亭・時雨亭・観月台】
いずれも重要文化財です。伏見城から移された建物と伝わり、桃山時代の茶室や建築の姿を間近に見られます。
【開山堂】
重要文化財の建物で、慶長10年(1605)に建てられました。
【圓徳院(えんとくいん)】
高台寺の塔頭で、ねねが晩年を過ごした場所と伝わります。高台寺と圓徳院に入れる共通割引拝観券があります。
【御朱印(ごしゅいん)】
拝観の受付のそばなどで授与されています。授与場所は変わることがあるため、公式サイトの御朱印マップでご確認ください。
【訪ねかた】
八坂神社や清水寺、知恩院も同じ東山にあり、あわせて歩く人が多い場所です。夜間特別拝観の期間は、夕方から夜にかけての拝観もできます。
年中行事・お祭り
【夜間特別拝観(ライトアップ)】春と秋に開かれます。2026年の秋は10月23日から12月13日までで、17時に点灯し、最終受付は21時30分です(閉門は22時)。方丈前庭(ほうじょうぜんてい)では、プロジェクションマッピングの演出があります。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
本尊
釈迦如来
宗派・寺格
鷲峰山(じゅぶさん)。臨済宗建仁寺派。庭園は国の史跡・名勝。開山堂、霊屋、傘亭、時雨亭、観月台は重要文化財
創建
慶長11年(1606)創建とする資料が多い(慶長10年・1605とする資料もある)。北政所(ねね)が豊臣秀吉の菩提を弔うために建立。開山は三江紹益
この場所を巡る軸
めぐりコース
基本情報
住所
京都府京都市東山区高台寺下河原町526
参拝時間
9時から17時30分まで(受付は17時まで)。
拝観料は、大人800円、中高生400円です。小学生以下は保護者同伴で無料です(小学生5人につき大人1名以上が必要)。団体(30名以上)は700円、圓徳院との共通割引拝観券は1,200円です。
夜間特別拝観の期間は、17時に点灯し、22時まで(最終受付は21時30分)です。
開館時間・料金は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
京都市バス「東山安井」から徒歩で5分から9分ほどです(案内によって差があります)。
京阪電車「祇園四条」駅から徒歩約15分、阪急電車「京都河原町」駅から徒歩約20分です。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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