この寺について
正式名「医王山一畑寺(いおうざんいちばたじ)」、通称「一畑薬師(いちばたやくし)」。寛平6年(894)、漁師・与市(よいち)が日本海から薬師如来像を得て開創したと伝わる。盲目だった与市の母の目が開いたという霊験から「目の薬師」として全国に知られ、今も目の悩みを持つ参拝者を集める。現在は臨済宗妙心寺派に属し、一畑薬師教団の総本山でもある。
歴史・由来
一畑寺を理解する鍵は、一人の漁師の親孝行から始まった信仰が、「目の薬師」として全国に広がっていった、その歩みにある。
寛平6年(894)、漁師の与市(よいち)は、ミサゴという鳥が輪を描いて飛ぶ様子から沖合の海中に光る物を見つけた。旅の僧(後に薬師如来の化身と判明したと伝わる)にそれが薬師如来像であると教えられた与市は、夢のお告げに従って百丈が滝(ひゃくじょうがたき)に身を投じた。すると、盲目だった母の目が見事に開いたという。この霊験をもって、宍道湖を見下ろす一畑山の中腹に薬師如来像を祀ったのが、一畑寺の始まりと伝わる。与市は後に出家し、「補然(ほねん)」と名乗ったとも伝えられる。
創建当初は天台宗に属していたが、正中2年(1325)に臨済宗南禅寺派の寺院として再興され、寛政2年(1790)に現在の臨済宗妙心寺派へと転属した。戦国時代には「子どもの無事成長を守る仏」としても信仰されるようになり、以来「目の薬師」「子育ての薬師」として、地域を超えて多くの参拝者を集めてきた。
昭和28年(1953)には宗教法人「一畑薬師教団」が設立され、一畑寺はその総本山として、現在は全国に約50の分院を持つまでになっている。
見どころ・特徴
【目の悩みに霊験あらたかな本尊】
薬師本堂(明治23年/1890年再建)に安置される本尊・薬師如来は、与市の母の目を開いた霊験から「目の薬師」として全国的に信仰を集める。目の健康を願う絵馬など、独特の授与品も多い。
【84,000体を目指す仏堂】
経典の教えを形にした「八万四千仏堂」があり、多数の仏像が安置されている。
【宍道湖を望む絶景】
境内からは宍道湖をはじめ、大山や三瓶山まで見渡せることがある。出雲神話の舞台となった景色を一望できる、山の中腹ならではの眺望が魅力。
【坐禅・写経体験】
坐禅体験(要予約)や写経体験(当日申込可)ができ、信仰だけでなく、心を落ち着ける時間を過ごす場としても親しまれている。
学び・特徴
主祭神
薬師如来
社格
臨済宗妙心寺派、一畑薬師教団総本山
創建
寛平6年(894)、漁師・与市が薬師如来を祀ったのが始まりと伝わる。
ご利益
目の病気平癒子育て・成長祈願
テーマ
パワースポット絶景
基本情報
住所
島根県出雲市小境町803
参拝時間
参拝時間は8時30分から17時まで。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
電車・バスの場合、一畑電車「一畑口」駅からバスまたはタクシーで「一畑薬師」バス停下車。本堂までは徒歩約10分(約700メートル、石段142段)。タクシーを利用すれば本堂近くまで乗り入れられ、徒歩約1分。車の場合は松江・出雲市内から約25キロ、30〜40分程度。専用駐車場あり。出雲空港からは約20〜25分。
公式サイト
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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