この神社について
出羽三山の中心、羽黒山(標高414m)の山頂に鎮座する古社。「三神合祭殿」は月山・湯殿山・羽黒山の三神を一つの社殿に祀る、数少ない合祀の形である。境内には国宝の五重塔もあり、2,446段の石段とともに全国的に知られる。
歴史・由来
出羽神社を理解する鍵は、三つの山の神を一つの社殿にまとめて祀る「三神合祭殿」という、他に例の少ないあり方にある。
社伝によれば、推古元年(593)、崇峻天皇の皇子・蜂子皇子(はちこのおうじ)が宮中の政争を避けて出羽国に逃れ、三本足の霊鳥(八咫烏(やたがらす)とも)に導かれて羽黒山に登り、山中での行を経て「能除太子(のうじょたいし)」と呼ばれるようになった。これが羽黒山と出羽三山の起源と伝わり、蜂子皇子は出羽三山の開祖として今も尊ばれている。
中世以降、羽黒山は修験道の道場として栄え、多くの宿坊(しゅくぼう)が建ち並ぶ信仰の山となった。江戸時代初期には、戦乱で荒れた羽黒山を立て直した第50代執行別当・天宥法印(てんゆうほういん)が中興の祖と讃えられ、13年をかけて表参道に杉並木と2,446段の石段を築いた。
明治の神仏分離では多くの仏教施設が廃されたが、本社「三神合祭殿」と五重塔は残された。平成28年(2016)、羽黒山の杉並木と石段から始まる出羽三山の参拝の道は、「自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』」として文化庁の日本遺産に認定されている。
なお、2026年(令和8年)は羽黒山にとって12年に一度の「午年御縁年(うまどしごえんねん)」にあたり、この年の参拝には特別な意味があるとされる。
見どころ・特徴
【三神合祭殿】
文政元年(1818)に再建された、中世の構造を残す茅葺(かやぶき)木造建築。月山・湯殿山・羽黒山の三神を祀る重要文化財。冬になると他の二山は雪で参拝できなくなるため、11月以降はここだけが出羽三山で唯一参拝できる場所になる。
【五重塔】
国宝、平安時代後期の建立と伝わる。杉並木の中に不意に現れる姿は、日本最古級の五重塔として知られる。
【随神門】
元禄8年(1695)、由利郡矢島の領主・生駒讃岐守(いこまさぬきのもり)が寄進した朱塗りの門。神仏分離以前は仁王門と呼ばれていた。
【2,446段の石段と杉並木】
随神門から山頂まで続く参道。樹齢300年を超える杉並木に包まれ、樹齢1,000年を超えると伝わる巨木「爺杉(じいすぎ)」も参道沿いに立つ。
【精進料理】
羽黒山の宿坊では、修験道の伝統に根ざした精進料理を体験できる。
【訪ねかた】
2026年(令和8年)は羽黒山の「午年御縁年」。この年の参拝には12年分のご利益があるとも言われるので、今年ならではのお参りとして訪れてみるのもおすすめ。
年中行事・お祭り
【午年御縁年】
羽黶山の御縁年は午年で、12年に一度巡ってくる。直近は2026年(令和8年)。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
伊氐波神(いではのかみ)稲倉魂命(いなくらたまのみこと)
社格
式内社/旧国幣小社
創建
社伝では推古元年(593)、蜂子皇子(能除太子)の開山による。
ご利益
開運厄除け
テーマ
修験道日本遺産
この場所を巡る軸
めぐりコース
基本情報
住所
山形県鶴岡市羽黒町手向
参拝時間
8時30分から17時まで
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR羽越本線「鶴岡」駅から庄内交通バスで約50分、「羽黒山頂」下車徒歩約5分(随神門から登る場合は「随神門」下車)。駐車場あり(第一90台・第二90台・第三230台)。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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