TabiShiri
神社 御朱印旧社格は国幣小社(こくへいしょうしゃ)。現在は神社本庁の別表神社。 長野市

戸隠神社

とがくしじんじゃ

別名:戸隠神社 中社

この神社について
戸隠山(標高1,904メートル)の山麓に、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の5つの社が点在する、信州屈指の山岳信仰の神社。「天岩戸隠れ」の神話に由来する聖地とされ、中世には修験道(しゅげんどう)の一大拠点として栄えた。明治の神仏分離を経て現在の姿になった。戸隠そばや、地域文化としての戸隠流忍者でも知られる。

歴史・由来

戸隠神社を理解する鍵は、この地が神話の聖地であるとともに、かつて全国屈指の修験道の拠点であったという二重の歴史を持つ点にある。 社伝によれば、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れたとき、天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が岩戸をこじ開けて投げ飛ばし、その岩戸が信濃国のこの地に落ちて戸隠山になったと伝わる。「戸隠」という地名もこの神話にちなむ。地主神である九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)を祀る九頭龍社は、この神話よりもさらに古くからの信仰があったとされる。 修験の始まりについては、嘉祥2年(849年)に「学問(がくもん)」という僧が奥社の地で修行を始めたのが起源と伝えられる。平安時代後期以降は「戸隠山顕光寺(とがくしさんけんこうじ)」として天台密教と真言密教、神道が融合した神仏混淆(こんこう)の一大宗教施設となり、最盛期には「戸隠十三谷三千坊」と称されるほど多くの修験者や参詣者を集めた。 明治時代に入り、神仏分離令と修験宗廃止令によって、戸隠山顕光寺は寺を離れて神社となり、僧侶たちは還俗(げんぞく)して神職となった。仏教の建物や仏像の多くが取り壊される中、5つの社は現在の戸隠神社として再編され、今の姿になった。 なお、戸隠は「戸隠流忍者」の里としても知られ、忍者村や忍法資料館があるなど地域の文化として広く親しまれている。ただし、戸隠流忍術そのものの歴史的な系譜については、専門家からも「歴史的な裏付けはない」と指摘されており、その流派を継ぐ側自身も系譜に史料的な根拠がないことを認めている。伝承・文化としての魅力と、史実として実証されているかどうかは分けて理解しておきたい。

見どころ・特徴

【五社めぐり】戸隠神社は「奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社」の5つの社からなる。すべてを参拝するには半日から1日ほどかかるが、それぞれに個性があり、めぐる楽しさがある。 【奥社】戸隠山の頂上近くにある本社。参道入口から本殿まで徒歩で40分前後かかる本格的な参拝路で、途中には樹齢約400年ともいわれる杉並木が続き、神秘的な空間が広がる。天手力雄命をまつる。 【中社】5社の中心的な存在で、もっとも参拝しやすい。境内には樹齢約700年と伝わる「三本杉」があり、御神木として親しまれている。天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)をまつる。 【宝光社】石段の上に建つ、彫刻の美しい社殿が印象的。安産・子育ての神として親しまれる天表春命(あめのうわはるのみこと)をまつる。 【九頭龍社】奥社の隣にあり、この地の地主神である九頭龍大神をまつる。 【火之御子社】中社と宝光社の間にあり、芸能や縁結びの神として親しまれる天鈿女命(あめのうずめのみこと)をまつる。
年中行事・お祭り
【歳旦祭】1月1日から4日ごろ、新年の平和と繁栄を祈るお祭りが各社で行われる。 【祈年祭】5月ごろ、五穀豊穣を祈願するお祭り。 【例祭】8月ごろ、戸隠神社で最も重要な祭典のひとつ。 【新嘗祭】11月ごろ、その年の収穫に感謝するお祭り。 【追儺祭】2月ごろ、鬼を払う行事。 【式年大祭】7年に一度執り行われる特別な大祭で、柱松神事などが行われる。 【戸隠そば祭り】秋ごろ、宝光社宿坊組合が中心となって開催する、戸隠そばを楽しめる恒例のイベント。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
天手力雄命九頭龍大神天八意思兼命天表春命天鈿女命
社格
旧社格は国幣小社(こくへいしょうしゃ)。現在は神社本庁の別表神社。
創建
創建の詳しい年代には複数の伝承がある。奥社の創建は孝元天皇5年(伝承上の年代で紀元前210年ごろ)ともいわれるが、地主神である九頭龍大神を祀る九頭龍社はそれよりも古い信仰に基づくとされる。修験の始まりについては、嘉祥2年(849年)に僧「学問」が奥社の地で修行を始めたことに由来するという伝承もある。いずれも社伝・伝承に基づくもので、史実として確定した年代ではない。
ご利益
開運学業成就安産縁結び
テーマ
戸隠そば忍者文化
基本情報
住所
長野県長野市戸隠中社3506
参拝時間
御朱印の受付時間は午前9時から午後5時まで(奥社・中社・宝光社の各授与所)。冬季は受付時間・窓口が変更されることがあるため、事前に公式サイトでご確認ください。境内への参拝そのものは基本的に終日自由。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
JR「長野駅」からアルピコ交通バス(70系統・戸隠線)に乗り、目的の社に応じて「戸隠中社」「戸隠宝光社」「戸隠奥社入口」などのバス停で下車する。奥社へは、奥社入口から社殿まで約2キロメートルの参道を徒歩で進む必要があり(随神門まで約15分、そこから奥社まで約20分から25分)、一般車両は参道に進入できない。 車の場合は、上信越自動車道「長野インターチェンジ」から浅川ループライン経由で約1時間、上信越自動車道「信濃町インターチェンジ」からは約30分。各社に駐車場があるが(奥社:約200台、中社:約100台、宝光社:約20台、火之御子社:3台)、冬季は利用できない場合がある。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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