TabiShiri
寺 御朱印 八王子市

高尾山薬王院

たかおさんやくおういん

別名:高尾山薬王院有喜寺(たかおさんやくおういんゆうきじ)

東京都・八王子市の寺「高尾山薬王院」

くろふね, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

この寺について
東京都八王子市の高尾山(たかおさん)にある真言宗智山派(しんごんしゅうちさんは)の大本山(だいほんざん)。正式名は「高尾山薬王院有喜寺」で、天平16年(744年)に行基菩薩(ぎょうきぼさつ)が開いたと伝わる。本尊は烏天狗(からすてんぐ)の姿をした飯縄大権現(いづなだいごんげん)で、古くから天狗信仰と修験道(しゅげんどう)の霊山として知られる。都心から日帰りで参拝でき、四季を通じて多くの人が訪れる。

歴史・由来

正式名は「高尾山薬王院有喜寺(たかおさんやくおういんゆうきじ)」。真言宗智山派の大本山のひとつで、成田山新勝寺(なりたさんしんしょうじ)・川崎大師平間寺(かわさきだいしへいけんじ)とあわせて「関東三大本山」と呼ばれる。 天平16年(744年)、聖武天皇(しょうむてんのう)の勅命を受けた行基菩薩が、東国鎮守の祈願寺として高尾山に開いたのが始まりと伝わる。「薬王院」という名前は、開創当初の本尊が薬師如来(やくしにょらい)であったことに由来する。 この寺を理解する鍵は、本尊が薬師如来から飯縄大権現に変わった出来事にある。南北朝時代後期にあたる永和年間(えいわねんかん、1375年ごろ)、京都・醍醐山(だいごさん)から俊源大徳(しゅんげんだいとく)という僧が高尾山に入り、八千枚もの護摩(ごま)を焚く厳しい修行の末に飯縄大権現を新たな本尊として迎え、寺を中興した。飯縄大権現は烏天狗の姿をした神仏で、これ以降、高尾山は天狗信仰の霊山としても知られるようになる。 戦国時代には、飯縄大権現が武将たちの守り神として厚く信仰された。上杉謙信(うえすぎけんしん)や武田信玄(たけだしんげん)が兜(かぶと)に飯縄大権現の像を掲げたと伝えられ、地元を治めた小田原北条氏からも保護を受けた。江戸時代に入ると徳川家、なかでも紀州徳川家との縁が深まり、寺はさらに栄えた。 明治時代の神仏分離(しんぶつぶんり)を経ても、薬王院は仏教寺院として法灯(ほうとう)を守り続け、現在に至る。近代以降は登山と観光の地としても知られるようになり、フランスのミシュラン社が発行した旅行ガイドブックで、富士山とともに三つ星の観光地に選ばれたこともある。公式サイトによれば、年間の登山者数は日本一を誇るという。

見どころ・特徴

【御本社(飯縄権現堂)】本尊・飯縄大権現をまつる社殿。極彩色の彫刻で飾られ、東京都指定有形文化財にもなっている。 【大本堂】薬王院の中心となるお堂。毎日、御護摩の修行が行われている。 【天狗像】烏天狗と鼻高天狗、二体の大きな天狗像が参道に立つ。飯縄大権現の眷属(けんぞく、お使い)とされる天狗信仰の象徴。 【たこ杉と大杉原】曲がりくねった根を持つ大きなスギの古木「たこ杉」をはじめ、参道には杉の大木が並ぶ。 【浄心門と表参道】ここから先は聖域とされる門。近くには「殺生禁断(せっしょうきんだん)」を刻んだ碑もあり、山全体が古くから大切に守られてきたことがうかがえる。 【訪ねかた】表参道の1号路は舗装されているが、歩くと片道70分ほどかかる本格的な山道。歩きやすい靴で出かけるのがおすすめで、時間や体力に自信がなければケーブルカーやリフトを使う手もある。紅葉や新緑の季節は特に人気があり、休日は道が混み合うので、時間に余裕を持って出かけたい。
年中行事・お祭り
【新年初詣大護摩供(はつもうでおおごまく)】正月/大本堂で新年最初の護摩祈祷が行われる。 【節分会(せつぶんえ)】例年2月3日ごろ/厄除け・開運を願う行事。 【火渡り祭(ひわたりまつり)】例年3月の第2日曜日/山麓の自動車祈祷殿広場で行われる、高尾山修験道を代表する行事。山伏に続いて一般の参拝者も裸足で火を渡ることができる。 【春季大祭・秋季大祭(稚児練行)】例年4月と10月/子どもたちが装束をまとって練り歩く稚児行列(ちごぎょうれつ)が行われる。 【中興俊源大徳忌(ちゅうこうしゅんげんだいとくき)】例年10月4日/薬王院を中興した俊源大徳をしのぶ法要。 行事の開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
飯縄大権現(いづなだいごんげん)
社格
真言宗智山派の大本山のひとつで、成田山新勝寺・川崎大師平間寺とあわせて「関東三大本山」と呼ばれる。多摩新四国八十八ヶ所霊場第68番、関東三十六不動霊場第8番札所でもある。
創建
天平16年(744年)、聖武天皇の勅命により行基菩薩が開いたと伝わる。
ご利益
商売繁盛交通安全厄除け縁結び
テーマ
眺望紅葉巨木・御神木パワースポット
基本情報
住所
東京都八王子市高尾町2177
参拝時間
御護摩(ごま)は毎日、次の時間に本堂で行われる。 早朝勤行は、4月15日から10月31日までは5時30分から、11月1日から4月14日までは6時から。 午前は9時30分と11時から。 午後は12時30分、14時、15時30分から。 御朱印や御護摩の受付は、境内の御護摩受付所で8時30分から16時まで。山内の自由参拝そのものに開門・閉門の決まりはなく、通年で参拝できる。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【電車】京王線「高尾山口」駅から徒歩約3分で清滝駅(きよたきえき)。清滝駅からケーブルカーで高尾山駅まで約6分、下車後は徒歩約20分で薬王院。エコーリフトを使う場合は山麓駅から山上駅まで約12分、下車後は徒歩約30分。歩いて登る場合は、登山口から1号路を通って本堂まで約70分。 ケーブルカーの始発は8時で、以降は15分間隔で運転。終発の時刻は月や曜日によって17時15分から18時30分の間で変わるので、事前に高尾登山電鉄の時刻表を確認するとよい。 【車】中央自動車道・圏央道の高尾山インターチェンジから約1キロメートル、約3分。薬王院祈祷殿駐車場(250台、受付は8時から16時まで)のほか、八王子市営の駐車場もある。自転車・オートバイでは薬王院祈祷殿駐車場に駐車できない点に注意。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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