TabiShiri
神社 御朱印別表神社 中央区

水天宮

すいてんぐう

東京都・中央区の神社「水天宮」

tak1701d, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

この神社について
日本橋蛎殻町に鎮座する安産・子授けの神社。文政元年(1818年)、久留米藩九代藩主・有馬頼徳が江戸の上屋敷に久留米水天宮の分霊を勧請したのが始まり。 祭神は天御中主大神、安徳天皇、建礼門院、二位の尼。 妊娠五か月目の戌の日に安産を祈願する習わしで全国に知られ、日々多くの参拝者が訪れる。 平成28年(2016年)の造替で、境内全体に免震構造を備えた現代的な社殿となった。

江戸村のとくぞう, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

歴史・由来

なぜ九州・久留米の神様が、日本橋のど真ん中にいるのか。 答えは参勤交代にある。 水天宮の本宮は福岡県久留米市にあり、久留米藩有馬家が代々崇敬してきた。文政元年(1818年)、九代藩主・有馬頼徳がその分霊を江戸・三田の上屋敷に勧請した。これが江戸の水天宮の始まりである。 祭神は天御中主大神、安徳天皇、建礼門院、二位の尼の四柱。安徳天皇は壇ノ浦で入水した幼帝であり、建礼門院はその母、二位の尼は祖母にあたる。平家滅亡の悲劇に連なる三方を祀ることが、水に関わる神格と結びつき、やがて水難除け、そして安産・子育ての信仰へと広がっていった。 当初は藩邸内の社であり、一般の参拝はできなかった。ところが霊験あらたかとの評判が立ち、塀の外から賽銭を投げ入れる者が絶えなかったという。 そこで藩は毎月五日に限って屋敷を開き、参拝を許した。「情け有馬の水天宮」——有馬家の情けと「ありがたい」を掛けたこの地口が流行語になるほど、江戸の庶民に親しまれた社である。 明治維新で藩邸制度が終わると、社は藩邸の移転にともなって移り、明治5年(1872年)に現在の日本橋蛎殻町に鎮座した。 平成28年(2016年)、社殿が造り替えられた。 特筆すべきは、境内全体に免震構造が採用されたこと。 都心のビル街にあって、安産を願う人々が集まり続ける場所を守るための選択である。江戸の藩邸から始まった社が、二百年を経て免震という現代の技術に守られている。

見どころ・特徴

【子宝いぬ】境内で最も人が集まる場所。母犬が子犬を見つめる姿の像で、周囲に十二支が配されている。自分の干支を撫でると安産・子授けの御利益があるとされ、撫でられ続けた干支は艶を帯びている。犬は多産でお産が軽いことから安産の象徴とされ、妊娠五か月目の戌の日に祈願する習わしの由来にもなっている。

江戸村のとくぞう, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

【安産子育河童】河童の親子が寄り添う像。水天宮が水の神を祀ることに由来する。子宝いぬの晴れやかさとは対照的に、静かな慈しみが漂う一角。 【寳生辨財天】境内社。日本橋七福神めぐりの弁財天として親しまれている。毎月五日と巳の日には扉が開き、御神像を拝観することができる。普段は閉じられているため、この日を狙って訪れる参拝者も多い。 【免震構造の社殿】平成28年(2016年)の造替で、境内全体が免震構造となった。ビルと一体化した現代的な建築でありながら、階段を上がって境内に立つと空が開ける。伝統的な社殿を期待して訪れると驚くが、これも「参拝者を守る」という判断の帰結である。 【狛犬】ブリヂストン創業者・石橋正二郎氏の奉納。石橋氏は久留米の出身で、久留米に発する水天宮とのつながりがここにも残っている。 【戌の日の賑わい】十二日に一度めぐってくる戌の日には、安産祈願の参拝者で境内が埋まる。祈願受付の時間が通常と異なるため、訪れるなら事前に公式サイトの確認を。
年中行事・お祭り
【例祭】例年5月5日 水天宮の年間で最も重要な祭儀。 【戌の日の安産祈願】十二日に一度 暦の十二支で「戌」にあたる日。犬は多産でお産が軽いことにあやかり、妊娠五か月目の戌の日に腹帯を巻いて安産を祈願する習わしがある。水天宮はその代表的な社として全国に知られ、戌の日は朝から参拝者が絶えない。特に土日と重なる戌の日は大変な混雑となる。受付時間が通常日と異なるため、事前確認を推奨。 【寳生辨財天のご開帳】毎月5日および巳の日 境内社・寳生辨財天の扉が開かれ、御神像を拝観できる。 【日本橋七福神めぐり】例年1月1日〜7日 正月の松の内、日本橋界隈の七社を巡る。当社は弁財天を担う。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイト(https://www.suitengu.or.jp/)でご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
主祭神
天之御中主神安徳天皇建礼門院
社格
別表神社
創建
1810年(文化7年)現在地へ遷座
ご利益
子宝・安産縁結び
この場所を巡る軸
基本情報
住所
東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
アクセス
東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」より徒歩1分
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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