この寺について
別名「書写山圓教寺」。西国三十三所第二十七番札所、天台宗別格本山。標高約371mの書写山に建ち、「西の比叡山」と称される。映画『ラストサムライ』のロケ地として全国的に有名。
歴史・由来
別名「書写山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)」。西国三十三所第二十七番札所、天台宗別格本山。「西の比叡山」と称される、関西天台宗の重要拠点です。
康保3年(966)、性空上人(しょうくうしょうにん)の開創と伝わります。性空上人は延喜10年(910)生まれ、貴族の橘氏(たちばなし)出身の名僧で、書写山で修行を重ねました。花山法皇(かざんほうおう)は性空上人との結縁を求め、生涯で二度、書写山に足を運んでいます。一度目は出家直後の986年、わずか十数人の従者を伴う微行で、深夜に到着して性空上人と対面しました。二度目は1002年、84人の従者を伴う本格的な行幸でした。花山法皇の信仰を受けて「圓教寺」の寺号を賜り、大講堂が造立されたと伝わります。
平安・鎌倉・室町期を通じて、天台宗の修行道場として栄え、最盛期には子院数十院を擁する大寺院でした。
戦国時代には、天正6年(1578)、播磨国に侵攻した羽柴(豊臣)秀吉の軍が当寺に乱入し、摩尼殿の本尊を持ち去るという被害を受けました。それまで2万7千石を誇っていた寺領も、その後500石まで大きく減らされています。後年、秀吉・秀長の兄弟が中国攻めの際にこの地に本陣を構えたことも、歴史の舞台としてよく知られています。
現代、映画『ラストサムライ』(2003、トム・クルーズ主演)のロケ地として全国的に有名となりました。「大講堂」「食堂」「常行堂」の三之堂(みつのどう)が並ぶ独特の景観は、世界中に紹介されています。
見どころ・特徴
【摩尼殿(まにでん)】本堂。崖の上に張り出した「懸造(かけづくり)」で、京都・清水寺と同じ構造です。大正10年(1921)に焼失した後、昭和8年(1933)に再建されました。本尊は六臂如意輪観世音菩薩(ろっぴにょいりんかんぜおんぼさつ)。国指定重要文化財。
【三之堂(みつのどう)】「大講堂」(下層は永享12年/1440、上層は寛正3年/1462建立)、「食堂(じきどう)」(室町時代中期)、「常行堂(じょうぎょうどう)」(享徳2年/1453再建)の3棟が中庭を囲むように並ぶ独特の景観で、書写山圓教寺の代表的なシンボルです。いずれも国指定重要文化財。大講堂には本尊・釈迦三尊が祀られています。映画『ラストサムライ』のロケ地としても全国的に有名です。
【奥之院・開山堂・不動堂】性空上人にゆかりの深いお堂など、見どころが山中に点在しています。
【紅葉】11月中旬から下旬にかけて、境内が紅葉に包まれます。
参拝後は、姫路城と組み合わせて、姫路観光の定番コースとして楽しめます。
学び・特徴
主祭神
六臂如意輪観世音菩薩(摩尼殿)釈迦三尊(大講堂)
社格
天台宗別格本山・西国三十三所第27番札所
創建
康保3年(966)、性空上人による開創と伝わる。
この場所を巡る軸
霊場・巡礼
基本情報
住所
兵庫県姫路市書写2968
参拝時間
志納金は中学生以上500円、小学生300円。ロープウェイの往復乗車券とのセット券は中学生以上1000円、小学生500円。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR・山陽電鉄「姫路」駅北口から神姫バス8系統に乗り、終点「書写山ロープウェイ」バス停まで約28分。書写山ロープウェイに乗り換え、山上駅まで約4分。山上駅から本堂までは徒歩約15分。ロープウェイの往復料金は大人1200円、小人600円。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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