TabiShiri
城国の史跡で、昭和17年(1942)に指定されました。日本100名城の一つです。 鹿足郡津和野町

津和野城

つわのじょう

別名:三本松城

この城について
島根県津和野町にある山城で、日本100名城の一つです。鎌倉時代後期の永仁3年(1295)、吉見頼行(よしみよりゆき)が築き始め、関ヶ原の戦いのあとに坂崎直盛(さかざきなおもり)が高石垣の城へ改修しました。江戸時代は亀井氏が11代にわたって藩主を務め、いまも山上には高石垣が残ります。秋から冬の早朝には、霧に浮かぶ姿が見られることがあります。

歴史・由来

この城を理解する鍵は、鎌倉時代の山城が、関ヶ原のあとに高石垣の近世城郭へとつくりかえられ、いまもその石垣を残していることにあります。 【吉見氏の山城】 永仁3年(1295)、吉見頼行が城の場所を選んで築き始め、子の代に完成したと伝わります。元寇(げんこう)に備えて築かれたとも伝えられます。吉見氏は代々この城を居城としましたが、関ヶ原の戦いのあとに領地を失い、毛利氏を頼って長門国(ながとのくに)へ移りました。 【坂崎直盛の大改修】 慶長5年から6年(1600〜1601)にかけて、坂崎直盛が3万石で入城しました。直盛は城に大きな改修を加え、高い石垣をもつ近世の城としました。北側には出丸の織部丸(おりべまる)も築かれました。大坂の陣の功で1万石を加えられましたが、元和2年(1616)、千姫(せんひめ)が本多忠刻(ほんだただとき)と結婚する際に、輿入れ(こしいれ)の行列を襲って千姫を奪う計画が発覚し、自害したとされます。家臣に殺されたとする説もあります。 【亀井氏の時代】 翌年の元和3年(1617)、亀井政矩(かめいまさのり)が因幡鹿野(いなばしかの)から4万3000石で入城しました。以後、明治維新まで11代にわたって亀井氏の居城となり、藩の役所は山麓に置かれました。貞享3年(1686)には、雷で三重の天守と櫓が焼け、再建されなかったと伝えられます。 【石垣が残る城跡】 明治7年から8年(1874〜1875)、城の建物の大半は取り壊されましたが、石垣は今も山上に残っています。昭和17年(1942)に国の史跡に指定されました。

見どころ・特徴

【高石垣】 本丸、二ノ丸、三ノ丸などに石垣が築かれています。東門跡、三段櫓跡、腰曲輪(こしぐるわ)跡の石垣は階段のように連なり、見ごたえがあります。 【天守台と三十間台】 最も高い場所の三十間台からは津和野の町を見渡せます。そのすぐ西側に天守台があり、石垣が残っています。 【太鼓丸と人質櫓跡】 山頂の本丸にある太鼓丸と、人質櫓(ひとじちやぐら)跡の石垣も見どころです。 【織部丸】 本丸の北側にある出丸で、三本松平(さんぼんまつだいら)をはさんで本丸と向かい合います。 【山麓の櫓】 山のふもとには、馬場先櫓(ばばさきやぐら)と物見櫓(ものみやぐら)の2棟の櫓が、当時のまま残っています。 【霧に浮かぶ石垣】 秋から冬にかけて、条件がそろった早朝には霧が発生し、石垣が霧に浮かぶ姿を見られることがあります。 【太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)】 城跡へ向かうリフトの参道にある神社です。安永2年(1773)、7代藩主の亀井矩貞(かめいのりさだ)が、伏見稲荷から神を迎えて祀ったのが始まりです。朱色の鳥居が約1000本続き、日本五大稲荷の一つに数えられることもあります。 【津和野の町歩き】 森鴎外(もりおうがい)旧居、西周(にしあまね)旧居、藩校の養老館、津和野郷土館などが城下に点在し、城跡とあわせて歩けます。 【訪ねかた】 リフトを使うと、降りてから本丸まで徒歩約15分です。リフトの運行日と時間は、お出かけ前に必ずご確認ください。
学び・特徴
指定・選定
国の史跡で、昭和17年(1942)に指定されました。日本100名城の一つです。
築城
永仁3年(1295)、吉見頼行(よしみよりゆき)が城の場所を選んで築き始め、子の代に完成したと伝わります。
この場所を巡る軸
基本情報
住所
島根県鹿足郡津和野町後田
見学時間
【観光リフト】 午前9時から午後4時30分までです(下りの最終は午後4時20分)。12月1日から2月末までは平日が運休で、土日祝日と1月1日から3日は運行します。料金は、大人が往復700円、子どもが往復500円です。 【城跡】 城跡の見学時間は、お出かけ前に津和野町の観光案内でご確認ください。時間・料金は変更される場合があります。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【電車・バス】 JR山口線の津和野駅から、石見交通バスの「野中」行きで約6分、「津和野高前」で降りて徒歩約4分でリフト乗り場です。駅から歩くと約30分かかります。 【登城】 リフトは乗車約10分で、降りてから城跡まで徒歩約15分です。山麓から歩いて登ると、本丸まで約40分かかります。 【車】 中国自動車道の六日市ICから約35キロです。リフト乗り場に、駐車場が30台分あります。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

見学記録

記録を確認中...