この城について
二条城は、京都市中京区にある江戸時代初期の城で、慶長8年(1603)に徳川家康が、京都御所の守護と上洛時の宿所として造営しました。
二の丸御殿は国宝で、15代将軍・徳川慶喜が大政奉還の意思を示した場所として知られます。平成6年(1994)には、「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されました。
歴史・由来
二条城を理解する鍵は、江戸幕府の始まりと終わりの両方に関わった城だという点です。
関ヶ原の戦いの翌年の慶長6年(1601)、家康は京都での宿所として二条城を築くことを決め、翌年に着工しました。慶長8年(1603)に完成し、その目的は、京都御所の守護と将軍が上洛するときの宿泊所とすることでした。総指揮は板倉勝重が担当したと伝わります。
家康は、慶長8年(1603)3月12日に伏見城で将軍に任じられたあと、完成した二条城に入りました。3月27日には、家臣や公家を招いて祝いの行事が開かれました。
慶長16年(1611)には、家康が二条城に豊臣秀頼を迎えて会見したと伝わります。会見の年は資料によって異なります。
寛永3年(1626)9月、後水尾天皇が二条城に行幸しました。迎えたのは3代将軍の家光です。この行幸に備えて、城の範囲は西へ広げられ、二の丸御殿は大きく改装され、本丸御殿が新しく設けられました。このとき伏見城の天守が移されたとも伝わります。二の丸庭園も、小堀遠州の監修で改修されたとされます。
寛延3年(1750)、落雷で五層の天守が焼け、再建されませんでした。天明8年(1788)の京都の大火では、本丸御殿も焼けました。
慶応3年(1867)10月13日、15代将軍の徳川慶喜は、在京の諸藩の重臣を二条城に集め、政権を朝廷に返す考えを示しました。二の丸御殿の大広間で意思を表明したと伝わります。翌14日には、朝廷へ上表を提出しました。
明治17年(1884)に二条離宮となり、明治26〜27年(1893〜1894)には、京都御所にあった旧桂宮御殿が本丸に移されました。昭和14年(1939)に京都市へ下賜され、翌年から一般公開が始まりました。平成6年(1994)、世界遺産に登録されています。
見どころ・特徴
【二の丸御殿】国宝の二の丸御殿は、遠侍・式台・大広間・蘇鉄之間・黒書院・白書院の6棟が、斜めに連なるように並ぶ書院造の建物で、33室あります。
【大広間】徳川慶喜が大政奉還の意思を表明したと伝わる部屋です。
【障壁画】部屋ごとに、狩野探幽らを中心とする狩野派の絵師による金碧の障壁画が描かれています。重要文化財の障壁画は1,016面です。御殿の一部は模写に置き換えられていて、原画は城内の展示収蔵館で見られます。四の間の「松鷹図」が、特によく知られています。
【鶯張りの廊下】廊下を歩くと音が鳴る仕掛けで、侵入者を察知するための工夫とも伝えられています。
【二の丸庭園】特別名勝の池泉回遊式庭園です。池には三つの島があり、二の丸御殿の大広間などから眺めるように造られています。
【唐門と東大手門】唐門は重要文化財です。東大手門も重要文化財で、現在の入口になっています。
【天守台】石段を上ると、京都の街を見渡せます。五層の天守があった場所で、天守は寛延3年(1750)に焼けてなくなりました。
【本丸御殿】明治に旧桂宮御殿を移した建物で、重要文化財です。観覧は事前予約制です。
【桜と紅葉】城内には、約50種、約300本の桜があります。春は桜、秋は紅葉の名所としても知られます。
年中行事・お祭り
【二条城桜まつり】例年3月下旬から4月中旬ごろ(2026年は3月19日から4月19日)。夜は桜や唐門がライトアップされます。昼と夜は入れ替え制で、入場券が別になります。
【夏の特別事業】例年夏。二の丸御殿の大広間の特別公開、学芸員による障壁画の解説などがあります。
【二条城まつり】例年秋(2026年は10月23日から)。夜間のライトアップや、京都の物産展などが開かれます。
【市民大茶会】2026年は11月1日(日)、清流園で開かれます。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
築城
慶長8年(1603)に徳川家康が造営し、寛永3年(1626)に3代将軍・家光が大改修した。
この場所を巡る軸
めぐりコース
基本情報
住所
京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
見学時間
開城は8時45分からです。入城の受付は16時まで、閉城は17時です。時期により変わることがあります。
入城料は、一般800円、中高生400円、小学生300円です。二の丸御殿の観覧付きは一般1,300円です。本丸御殿は事前予約制で、別途一般1,000円がかかります。障壁画の原画を展示する展示収蔵館は、別途100円です。
12月29日から31日は休城です。二の丸御殿は、12月26日から28日と1月1日から3日も観覧できません。そのほかにも休止日があります。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
京都市営地下鉄東西線「二条城前」駅から、歩いてすぐです(東大手門まで徒歩約2分)。京都駅からは、地下鉄烏丸線で烏丸御池駅へ行き、東西線に乗り換えて1駅です。
京都駅から市バスで約16〜17分、「二条城前」で降りてすぐです。JR二条駅からは徒歩約15分から17分です。
車では、有料の第1駐車場(約120台)と第3駐車場(約20台)があります。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
見学記録
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