この城について
因島の中央、青影山(標高約275m)の山上に築かれた、因島村上家(いんのしまむらかみけ)の本城。瀬戸内海・芸予諸島の中央を見下ろし、能島村上家・来島村上家と並ぶ村上水軍三家の中核拠点。
歴史・由来
因島村上家の本城。標高約275mの青影山山頂を本郭とし、東西の尾根に複数の郭を配する典型的な戦国山城。芸予諸島の中央、瀬戸内海の航路の要衝を一望できる絶好の位置に築かれた。
築城は南北朝期と伝わる。因島村上家は、能島村上家・来島村上家と並ぶ「村上水軍三家」の一角で、因島を本拠に、芸予諸島の北側海域(広島県側)を実質支配した。
戦国期、因島村上家の当主・村上吉充(むらかみよしみつ)は、毛利元就と結び、第二次木津川口の戦い(1578年)では織田信長の鉄甲船と戦った。「能島・因島・来島」の三家が連携することで、瀬戸内海の制海権を確立した、戦国海賊の黄金時代を支えた。
天正16年(1588)、豊臣秀吉の「海賊禁止令」により、因島村上家も水軍としての活動を禁じられ、青影城も廃城。当主・吉充らは毛利氏に仕え、後の長州藩士として続いた。
近代以降、山中に埋もれていたが、令和元年(2019)、文化庁認定「日本遺産」の「日本最大の海賊の本拠地」の構成資産として、整備が進んでいる。
見どころ・特徴
しまなみ海道「因島南IC」または「因島北IC」から車。因島の中央、中庄町から青影山の登山道へ。
本郭まで徒歩約40分の山道。途中、堀切・郭跡が次々に現れる、本格的な山城探訪体験。
山頂からは、芸予諸島・しまなみ海道・本州(広島県本土)まで一望できる絶景。村上水軍がここから海を見張っていた往時の光景を、目の当たりに想像できる。
近隣の「因島水軍城(因島歴史民俗資料館)」は、昭和58年(1983)に観光施設として築かれた模擬天守だが、内部に因島村上家の宝物・資料が展示され、青影城登山前の予習に最適。
「金蓮寺」は、因島村上家の菩提寺。村上吉充ら歴代当主の墓があり、青影城探訪の締めくくりに訪れたい。
しまなみ海道のサイクリングと組み合わせて、瀬戸内の海賊文化を堪能できる。
基本情報
住所
広島県尾道市因島中庄町
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
見学記録
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