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城 御城印 高梁市

備中松山城

びっちゅうまつやまじょう

この城について
標高430メートルの臥牛山(がぎゅうざん)小松山(こまつやま)山頂に建つ、日本でいちばん高い場所にある現存天守です。江戸時代以前からの姿を伝える天守が残る「現存12天守」のうち、山城(やまじろ)に天守が残っているのはこの備中松山城だけです。晴れた日の早朝には、山の下に雲海(うんかい)が広がり、天守がまるで空に浮かんでいるように見えることがあります。

歴史・由来

この城を理解する鍵は、戦って生き残った城ではなく、戦わずに、そして山の上にあったからこそ残った城だという点です。 延応2年・仁治元年(1240年)ごろ、秋庭三郎重信(あきばさぶろうしげのぶ)が大松山(おおまつやま)に城を築いたのが始まりと伝わります。元弘年間(1331年ごろ)には高橋氏が小松山まで城域を広げました。戦国時代には三村元親(みむらもとちか)が城主となりましたが、天正2年(1574年)からの備中兵乱(びっちゅうへいらん)で毛利氏に攻められ落城し、その後は毛利氏の管理下に置かれました。 関ヶ原の戦いのあと、小堀正次(こぼりまさつぐ)・政一(まさかず、のちの遠州〈えんしゅう〉)父子が城主となって修築を始め、池田氏を経て、寛永19年(1642年)に水谷勝隆(みずのやかつたか)が入城しました。その子・勝宗(かつむね)が天和年間(1681年から1683年)に大改修を行い、現在に伝わる天守が完成しました。 最後の藩主・板倉勝静(いたくらかつきよ)は江戸幕府の老中を務めた人物で、戊辰戦争では旧幕府側について奥羽越列藩同盟に加わり、五稜郭まで転戦しました。国元の松山藩はすでに新政府に従っており、家老の山田方谷(やまだほうこく)らの働きで、戦うことなく城を明け渡したため、天守は戦火を免れました。 明治6年(1873年)の廃城令で城としての役目は終わりましたが、山の上にあって解体に費用がかさむことから、天守だけは取り壊されずに残されました。その後長く荒れるままになっていましたが、昭和のはじめ、旧制高梁中学校の教師だった信野友春(しなのともはる)が荒れた天守を調べ上げ、昭和5年(1930年)に詳しい研究書を出版したことがきっかけとなり、地元の人々の手で昭和14年(1939年)から修理が始まり、翌年に完成しました。瓦などの資材は、小学生から高校生までが山道を担ぎ上げて運んだと伝えられています。 昭和16年(1941年)5月8日に天守と二重櫓(にじゅうやぐら)が国の重要文化財に指定され、昭和31年(1956年)11月7日には城跡が国の史跡に指定されました。

見どころ・特徴

【天守と岩盤が一体になった構造】天守の土台には山の岩盤がそのまま生かされている場所があり、自然の地形を利用して築かれた山城ならではの工夫を間近で見ることができます。 【雲海に浮かぶ天守】9月下旬から4月上旬ごろの早朝、とくに10月下旬から12月上旬にかけて、条件がそろうと城の周りに雲海が広がります。雲海展望台から眺めると、天守が空に浮かんでいるように見えます。発生するかどうかは気象条件次第なので、旅程に余裕を持たせて出かけるのがおすすめです。 【御城印】本丸入口の券売所で御城印(1枚300円)を購入できます。最後の藩主・板倉家の家紋をあしらったデザインです。期間限定のデザインが登場することもあるので、事前に公式サイトで確認しておくと良いでしょう。 【猫城主さんじゅーろー】2018年の豪雨のあと城に住み着いた猫が「猫城主さんじゅーろー」として親しまれています。運が良ければ天守周辺で出会えることがあります。
作品ゆかり
NHK大河ドラマ「真田丸」(2016年)のオープニング映像の撮影地となりました。
学び・特徴
主祭神
秋庭重信(あきばしげのぶ)三村元親(みむらもとちか)小堀政一(こぼりまさかず)池田長幸(いけだながよし)水谷勝宗(みずのやかつむね)板倉勝静(いたくらかつきよ)
社格
日本100名城(にほんひゃくめいじょう)の68番に選ばれています(平成18年/2006年4月6日選定)。天守と二重櫓(にじゅうやぐら)は昭和16年(1941年)5月8日に国の重要文化財に指定され、三の平櫓東土塀(さんのひらやぐらひがしどべい)も重要文化財に指定されています。城跡全体は昭和31年(1956年)11月7日に国の史跡に指定されています。
創建
延応2年・仁治元年(1240年)、秋庭三郎重信(あきばさぶろうしげのぶ)が大松山に城を築いたのが始まりと伝わります。現在残る天守は、江戸時代の天和年間(1681年から1683年)に水谷勝宗(みずのやかつむね)が行った大改修で完成したものです。
テーマ
天空の城現存12天守雲海日本100名城
基本情報
住所
岡山県高梁市内山下1
見学時間
【観覧時間】4月から9月は9時から17時30分まで(最終入城17時)。10月から3月は9時から16時30分まで(最終入城16時)。 【休城日】12月29日から1月3日まで。 【料金】大人500円、小中学生200円。団体割引や、高梁市内在住の高齢者・障がいのある方などを対象にした無料制度もあります。 時間・料金は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【公共交通機関】JR伯備線(はくびせん)備中高梁駅からタクシーで約10分の「ふいご峠」駐車場まで行き、そこから徒歩20分から30分ほどで天守に着きます。備中高梁駅から高梁市内循環バスで「松山城登山口」まで行き、そこから徒歩約50分で登ることもできます。 【車】岡山自動車道賀陽(かよう)インターチェンジから約25キロ、20分ほどで「城まちステーション」駐車場(5合目)に着きます。シャトルバスの運行期間中は、ここから先は車で上がれず、シャトルバスに乗り換えて「ふいご峠」(8合目)まで行きます。シャトルバスが運行していない時期は、「ふいご峠」の駐車場(14台)まで車で入れます。2026年9月からこの駐車場は有料化されるため、最新の料金は公式サイトで確認してください。 ふいご峠から天守までは、坂道を20分から30分ほど歩きます。歩きやすい靴で出かけることをおすすめします。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

見学記録

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