この神社について
奈良時代創建の古社。熊野三社(熊野本宮・熊野速玉・熊野那智)の神を祀る。八咫烏(やたがらす)の神使として知られ、サッカーとの縁も深い。必勝祈願で人気。
歴史・由来
横浜市港北区・師岡町の鎮守、「関東随一の熊野信仰の社」と称される古社。創建は遠く奈良時代、神亀元年(724)。聖武天皇の勅願により、紀州熊野三山から熊野大神を勧請して創建されたと伝わる。
紀州・熊野は古くから「死と再生の聖地」として朝廷から庶民まで広く信仰を集めた。平安期以降の「熊野詣で」は、遠路はるばる紀伊半島を目指す難行であったが、その分霊を奉斎するこの師岡熊野神社は、関東の人々にとって近場で熊野信仰に触れられる貴重な拠点となった。
平安末期から鎌倉初期にかけて、源頼朝が熊野詣でを篤く支援したことで関東でも熊野信仰が広まり、当社もこの時代に大きく発展。鎌倉時代には鶴岡八幡宮の社僧が当社を兼ねていた時期もあり、鎌倉幕府との関わりも深い。
御神紋は、紀州熊野と同じ「八咫烏(やたがらす)」。日本神話で神武天皇を導いた三本足の烏で、現代ではサッカー日本代表のシンボルとしても知られる。古代より「導きの神」として信仰されてきた、まさに「日本的なシンボル」の代表格。
横浜港から少し内陸に入った高台に静かに鎮座する、関東屈指の熊野信仰の聖地である。
見どころ・特徴
東急東横線・大倉山駅から徒歩約8分、駅前の喧騒から少し離れた高台に位置する。長い石段を登った先に、堂々たる本殿が現れる。
本殿は江戸後期の造営とされる流造の社殿で、檜皮葺の屋根が古社の風格を伝える。社殿前には御神紋「八咫烏」の意匠が随所に施され、サッカーファンの参拝者も多い。
境内の「いの池」「のの池」「ちの池」は、「いのちの池」と呼ばれる三つの池。それぞれが古来からの霊水を湛え、池の水で身を清めた後に参拝する習わしが今も残る。
毎年4月の例大祭、7月の「ちの池祭」では、八咫烏神輿が町内を巡行。社の歴史と密接に結びついた祭礼で、横浜の郊外にしっかりと根付いた古社の生命力を感じる。
境内には樹齢700年以上と推定される御神木「いの池の大杉」がそびえる。横浜市の保存樹に指定されており、戦災・天災を生き抜いた巨木の存在感は圧倒的。
裏参道沿いの墓地・石碑群には、地域の歴史を物語る古い石塔が点在する。横浜の都市部にありながら、まるで紀州の山深い熊野古道を歩いているような清浄感を味わえる、隠れた古社の名品である。
学び・特徴
主祭神
熊野牟須美命速玉男命家都美御子命
社格
別表神社
創建
724年(神亀元年)頃
ご利益
勝負運厄除け健康・病気平癒
基本情報
住所
神奈川県横浜市港北区師岡町1137
参拝時間
9:00〜17:00
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
東急東横線「大倉山駅」より徒歩8分
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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